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  • 彼女は二度、殺される
    3.4
    1巻770円 (税込)
    第20回(2022年)『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉は、秋尾秋(あきお・あき)作「死者を一時的にゾンビ化できる」能力者が活躍する特殊設定ミステリーです! 傀々裡(くくり)という、死者を一時的にゾンビにする能力をもつ能力者たちが存在する現代日本。能力者を管理する福音協会から派遣された黒緒(くろお)と白夜(びゃくや)は、何者かに殺害された娘・真珠を蘇らせるべく周防家を訪ねるが、彼女の死体は傀々裡が不可能なほどに損壊していた。二人は、真珠殺害犯と、死体損壊の犯人を探すことになる。しかしその矢先、真珠の友人が殺されたと連絡が。さらに黒緒も何者かに襲われて心臓をひと突きされ――。

ユーザーレビュー

  • 彼女は二度、殺される

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    ネタバレ

    タイトルの意味が最後黒緒に重なるの良かった。
    白夜が自殺未遂か誰かを殺したっぽい語りと、実際にククリをするシーンが出てこないところから黒緒の方が式鬼説ってのはちょっと予想してた。
    野良ククリ師が夫婦をくくったって話から想像できるのが義純夫妻だけだったので、えなこが真珠の一部と凶器隠したんだろうなってのも黒緒のバッグ発言から予想。でも凶器無理じゃね?とは思ってたけどそこはまあ。
    予想できたのはそこ二つだけ。
    その他、絶対に無理って状況から段々とこれなら…という方向に事件が開けていくのが良かった。
    えみりこちゃんの、幽霊がやったんか?ぐらい無理な状況だったけど睡眠薬で隣に寝てた母親が気づかないって

    0
    2024年08月16日
  • 彼女は二度、殺される

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「二度殺される」という言葉から一度目は肉体的な死、二度目は世界から忘れられる存在的な死のことかと思ったが違った。正に彼女は二度殺された。個人的には“殺された”というより“壊された”の方がしっくりくる。
    何より驚いたのは“彼”のことを指していたと思われる説明が全て“彼女”のことを指していたと分かった後半部分。帯に書かれた「死体はあくまでもの」という台詞を“彼女”が口にするのは何とも皮肉。
    ミステリーと聞けば謎解きは犯人探しくらいのものだが、この作品に関しては犯人探しと主人公達自身の謎解きもある。
    ひとつの作品で2つの謎を楽しめる、確かにこのミステリーはすごいと感じた。

    0
    2023年10月17日
  • 彼女は二度、殺される

    Posted by ブクログ

    特殊設定のミステリーは、これが初めてでしたが、面白かったです。

    何となく察しはついていましたが、最後のほうで「そういうことだったんだな」と 伏線を回収している部分があり面白かったです。
    ちなみに私はそこから一気読みでした…

    特殊設定のあるミステリー好きの方はもちろん、ファンタジーやSF好きの方も楽しめると思います。

    0
    2023年07月02日
  • 彼女は二度、殺される

    Posted by ブクログ


    特殊な設定の上に最後まで騙され続け、
    かつ、哀しくて切なくホロリとさせられる
    物語でした。

    やっと読めて良かった。

    0
    2025年07月03日
  • 彼女は二度、殺される

    Posted by ブクログ

    特殊設定はどうしてもトリックが読みやすいのだけれど、主人公たちの設定と展開は面白かった。とは言えその部分を見せたいがための事件に見えて、解決&エピローグが物足りない感じがした。

    0
    2025年04月30日

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