作品一覧

  • ポーカーとゲーム理論2 ――最適なレンジ構築と状況変化を考えた戦略的対応
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    1巻2,860円 (税込)
    分かる理論、使える戦略 本書は米国でベストセラーとなった『ポーカーとゲーム理論-最適化戦略構築からエクスプロイト戦略への応用まで』の続編である。著者は有名ポーカープロにしてコーチでもあるアンドリュー・ブロコス。本書を通じて彼は、どんな状況に置かれようとも、そこでどうすればレンジ構築を正しく行えるのか、その方法を解き明かしている。 本書では実際のノーリミットテキサスホールデムでのシナリオ分析をしながら、上手くプレイできそうなハンドをどう選ぶかだけでなく、選んだ複数のハンドがそれぞれ補完しあってお互いの強さを増幅すると同時に、お互いの弱さも補い合えるような選び方をも学んでいく。そしてその学習プロセスで、以下のようなとても役に立つコンセプトについて深く掘り下げている。 ・ベットサイジング ・エクイティ否定/エクイティ実現 ・バランス ・レバレッジ ・ボードカバレッジ ・つけ込みプレイ 前作『ポーカーとゲーム理論』ではゲーム理論とエクスプロイト戦略について詳しく解説されており、どちらのアプローチがベストか決めるための十分な知識を手にすることができた。もちろん、ポーカーでは単純な話はめったにない。ハンドバリューはストリートごとに変化していくため、プレイヤーは現時点でのハンドの強さだけでなく、いろいろなボードの展開に対してそれらのハンドの強さや今後の状況も考慮しなくてはならない。第1巻でもそういう複雑な意思決定について解説されてはいるが、この第2巻ではそれらをより深く掘り下げて考えるプロセスが紹介されている。 第1巻と同様に各章でそれぞれのテーマにそった解説を行ったあとには例題、解答・解説が用意されている。実際のゲームでのプレイを例に用いて示されるのは、あらゆる場面でベストの決断を下して、ビッグフィッシュを上手く釣り上げたり、シャークばかりの中でも生き延びるための方法である。それらの方法を手にできれば、自分のプレイに自信をもって、プレイを正確に、そしてプレイを最適化していける。 本書からはこのポーカーという愛すべきゲームについて新たな発見を得られることだろう。それが、トーナメントだろうとキャッシュゲームだろうと、ハイステークスだろうとローステークスだろうと、オンラインだろうとライブだろうと。ハッとさせられるような新しい発見があるはずだ。
  • ポーカーとゲーム理論 ――最適化戦略構築からエクスプロイト戦略への応用まで
    4.0
    1巻2,640円 (税込)
    ゲーム理論は抽象的で理解しがたいものか――。 もう一度考えてみてほしい。 現代ポーカーは「ゲーム理論的最適戦略」と「エクスプロイト戦略」の枠組みを軸に展開されている。「エクスプロイト戦略」とは簡単にいうと、相手のプレイを読んで、その弱点を突いていくもの。ただし、当たり前だが相手も同じことを行えば、裏の裏さらにその裏を読む、読みあい合戦になる。 一方、自分の戦略に主眼を置いて、プレイを最適化していくのがゲーム理論である。「両極化・凝縮レンジの構築」「アグレッシブとパッシブの両方で利益を得る」「レンジを操作して一般的なミスを回避する」「ワールドクラスの相手にも引けを取らない」。均衡や無差別などの強力なゲーム理論の概念は、ポーカーを究めるには必須である。 もし相手があなたよりもこのふたつの理論に習熟していれば、彼らの方からあなたを難しい場面へと追い込んでくるに違いない。 本書では、ポーカーでよく起きる状況を題材にして解説を行ったあと、例題、解答・解説へと進んでいく。本書を読み終えるころには、あなたはゲーム理論とエクスプロイト戦略のどちらにも慣れ親しんでいると同時に、どちらのアプローチがベストか決めるための知識も身についていることだろう。 難解な数式はなく、分かりやすく丁寧な解説でまとめられた本書は、中上級プレイヤーがさらにレベルアップすための最強の書籍となるはずだ。

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