根津潤太郎の作品一覧

「根津潤太郎」の「看取り医 独庵」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 看取り医 独庵
    3.0
    1~3巻704~726円 (税込)
    生きるも死ぬも、江戸市井の人々とともに! 頃は江戸中期。浅草諏訪町で開業する独庵こと壬生玄宗は京と長崎で漢方と西洋医学を修めた、仙台藩の奥医師の息子だ。とうに四十の坂を越えた総髪の大男は、一見こわもてだが、酒は不調法、女人にはついつい腰が引けてしまう質らしい。どうにも煙たい二度目の妻は、元服近い息子とともに仙台藩下屋敷に住んでいる。医術の腕は天下一品、時の老中の病を治したことで評判が江戸市中に広まり、診療所を切り盛りする女中のすず、代診の弟子・市蔵ともども休む間もない。だが、門前市をなす理由はそれだけではなかった。医者の本分はもとより病を治すこと、では、治らぬ病はどうする。独庵が悩んだ末にたどり着いた結論は、患者に希望を与えることだった。人らしい生き方、死に方を望まれれば、看取りも辞さない。そんな独庵に妙な往診依頼があった。知人の材木問屋の主・徳右衛門が、なにかに憑りつかれたように、薪割りを始めたという。独庵の手となり足となって事情を探る絵師・久米吉に調べさせたところ、思いもよらぬ仇討ち話が浮かんできて……。江戸の人々の心に暖かな灯をともす看取り医にして馬庭念流の遣い手・独庵が、一刀のもとに悪を両断する痛快書き下ろし時代小説。

ユーザーレビュー

  • 看取り医 独庵 漆黒坂

    Posted by ブクログ

    主人公の医学に対する考え方や、立ち位置がはっきりした第二巻は、ずっと面白くなった。
    誰でも医師を名乗ってよかった江戸時代だが、そこでわからないものは考え資料を読みあさり、患者を救おうと考える主人公に共感できる。
    現代と何も変わらない誠があった。

    0
    2022年07月06日
  • 看取り医 独庵

    Posted by ブクログ

    啓文堂府中本店にて御書印をもらいに行った時、店の推薦ということで購入したもの。帯には「啓文堂書店時代小説文庫大賞第1位」と書かれている。著者は現役のお医者さんとのこと。
    まあ、旅行時など駅で軽い読み物を買い列車内で読んで読み捨てにする(あるいはB.O.に売ってしまう)レベルの話だと思う。そういう本を否定するつもりはないし一時の娯楽としてはありだとは思う。しかし「啓文堂書店時代小説文庫大賞第1位」はどうなのだろう。啓文堂さん大丈夫?と言いたくなる。しかもそのせいかすでに3刷までいっているという。啓文堂さんの書店としての見識が疑われかねない。それとも何か特別なコネとかがあるのだろうか?
    ちなみにこ

    0
    2021年09月18日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!