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  • 弦齋夫人の料理談
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    あの人気番組にも取り上げられ話題沸騰! 明治時代に『婦人世界』(実業之日本社)という女性誌がありました。 今と比べて人口が半分以下の日本で、最盛期で31万部という驚異的な部数を誇った超人気雑誌でした。 そこで大人気を博していたのが、「弦齋夫人の料理談」という連載です。 創刊の年から連載がスタートし、読者から熱烈な支持を受けて足かけ6年にもわたり続き、計4冊の単行本にもまとめられ出版されました。 明治・大正期のグルメ小説の嚆矢『食道楽』を書いたジャーナリスト村井弦齋の妻であり、自らも料理研究家であった村井多嘉子が、記者の質問に答える形で構成されています。 そして何を隠そう、その記者が「村井弦齋」本人(当時『婦人世界』の編集顧問)だったそうです。 そんなパートナー同士のウィットに富んだ会話には、信頼と愛情が感じられ、読んでいても実に温かい気持ちになれます。 もちろん、そこに登場するユニークなレシピにも大注目! 「苺の天麩羅」「茄子のウスターソース煮込み」「赤茄子(トマト)の苺ジャムがけ」……。 お料理好きなら、楽しめること間違いなし! レシピ本史上屈指の名作『弦齋夫人の料理談』を読んで、明治時代の楽しい食卓に思いを馳せてみてください。

ユーザーレビュー

  • 弦齋夫人の料理談

    Posted by ブクログ

    思った以上に読みやすい明治のレシピ本。
    和食と西洋料理の作り方を記者と夫人が対話する形式で書かれています。

    イチゴ、みかん、梨など果物から、豚肉、イチボ、雉などの肉類(イチボは牛肉ですね)、魚などが登場。
    漬物や雑煮などの面白いレシピも出てきます。

    当時の西洋料理は、ほぼ全てバターを使っていたようで。
    オリーブオイルは流石に登場しません。

    記者が手軽に作れるものをと繰り返し聞き、美味しいものは手間がかかるものだと返す夫人のやりとりが何度も登場します。
    家で簡単に作れるものが良いというのは、世の常ですね。

    冷蔵庫がない時代ですし、氷で冷やす氷箱や食べ物の保存方法なども登場。

    美食への飽

    0
    2022年03月13日

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