作品一覧

  • 東京都庁の深層(小学館新書)
    3.0
    1巻836円 (税込)
    中立派都議が明かす伏魔殿・東京都庁の内幕。 小池百合子氏の知事就任以降、東京都政に関する報道は、衰えるどころか、国政に肩を並べんばかりの勢いで、連日続いている。築地市場移転や五輪会場建設、都議会有力者が幅を利かせる状況などは、多くの都民が知らなかった事実であり、これらが明るみに出た点は、小池氏の功績といえるだろう。しかし、都庁職員への予算編成の指示は従来のものから大して変わらず、一部の都議が握っていた利権をあたかも狙っているかのような構えすら、知事は見せる。このままでは、看板として掲げられた大改革ではなく、まさしく大山鳴動ネズミ一匹となりかねない。  歴史を遡っても、都が行う大規模事業において、都庁関係者の馴れ合いなどが垣間見える。古くは鈴木俊一時代の都庁舎建設では各ゼネコンの応札金額に疑義をもたれながら、調査の結果はうやむやに。さらに、石原慎太郎主導で行われた豊洲市場に関する審議では、最大会派からの議員引き抜きで知事議案を成立させるといった、パワーゲームが繰り広げられた。また、事業に携わった企業や団体には、1960年代から今に至るまで、多数の都庁職員が天下ってもいる。  執行部、都議会、都庁職員の実態を豊富なデータと記す。
  • 東京都庁の深層(小学館新書)

    Posted by ブクログ

    ・21世紀は「都市間競争」の時代。
    英国は統治機構のあり方を追求した結果、ロンドンにグレーター・ロンドン・オーソリティー(GLA)という広域地方自治体を2000年に発足させた。

    ・都議会の復活予算枠200億円の廃止は見せかけ?
    小池知事による団体ヒアリングでは、かつての知事与党が行ってきたことを、小池知事がそのまま継承しているだけ。

    ・「東京大改革」の実行性は2018年度予算に注目。

    ・報酬カットの先の改革を実行してこそ「身を切る改革」だ。

    (一部本文より引用)

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    2017年11月02日

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