当選した!当選なんて滅多にない経験なので、郵便受けにあったレターパックと差出人の欄を目にした時は年甲斐もなく欣喜雀躍した。この喜びはじっくり焙煎してから味読致しました!(普段インスタントコーヒーしか飲まないくせに分かったような口を利く…)
表紙の"Cafégraphie"は原題なのかな?センスがあ
...続きを読むって、何だか小洒落たカフェか愛好家達のサロンにお邪魔する気分。コンセプトは勿論、「コーヒーにまつわる事なら何でもござれ」だ。
産地や製法にこだわる方も多い中、具体的にどこが違うのかが理解できずにいた。ここでは産地が位置する大陸ごとに説明してくれているのがGOOD!同じ生産物だから地形や地理的条件も似たり寄ったりなのだろうと思いきや、案外そうでもない…(中には地形ゆえに収穫用の機器まで違うという)
風味を守るためには手間暇も惜しまない。風通しの良い建物で種子を何層にも重ねて広げ、袋に数回詰め替える(3-4ヶ月)というモンスーンマラバール製法は目から鱗だった。
気になった点、と致しましては…コーヒーカップの隅を突くみたいで恐縮なのですが、世界地図に日本列島の記載がないページが見受けられました。ついでながら嗜好が写実主義寄りなもので、写真まではいかずともあともう少し立体感を頂けないでしょうか…?素人なもので甚だ申し訳ない。。
「アロマを感じる」…ただでさえ嗅覚が貧弱、ではあるけれど、これは憧れるなー。加熱具合によって味わいも変わる。そのメカニズムを理解した上で好みの風味を見出し、それに合わせてコーヒーメーカーを選ぶのか。コーヒー愛好家になるまでの過程を追っているみたいだった。
コーヒーメーカー繋がりでいくと、終盤では親切に「おすすめのショップ/道具/スクール」まで紹介してくれている。情報が更新される前に一度アクセスしてみようかな。
コーヒーの起源(正確には最古の記録)は14世紀。自分が日常的にコーヒーを飲むようになったのは約2年前。どちらも歴史が浅い。(一緒にしない汗)
この先も、そして果てるまで愛飲しているかはさておき、本書は後生大事にとっておく。
改めて、本格的な仲間入りへのきっかけを与えてくださり有難うございました!