作品一覧 1~1件目 / 1件<<<1・・・・・・・・・>>> 新着順 新着順 人気順 評価高い順 価格安い順 価格高い順 東京の下町 4.3 エッセイ・紀行 / エッセイ 1巻815円 (税込) 戦前の東京の暮らしを回想した珠玉エッセイが復刊。 東京・日暮里で生まれ育った作家・吉村昭が、食べ物、風物、戦災など思い出を鮮やかに綴った。 「日暮里を下町と言うべきかどうか。江戸時代の下町とは、城下町である江戸町の別称で、むろん日暮里はその地域外にある。いわば、江戸町の郊外の在方であり、今流の言葉で言えば場末ということになる」 「私が日暮里で生れ育ったことを知っている編集者から、少年時代の生活を書くように、と何度もすすめられた。が、私は、まだそんな年齢ではなく、それに下町の要素が濃いとは言え、御郭外の日暮里を下町として書くのも気がひけて、そのたびに断ってきた。 しかし、私も五十代の半ばをすぎ、戦前なら故老の末席に入ろうともいう年齢になったことを考え、思い切って筆をとることにしたのである」 試し読み フォロー 1~1件目 / 1件<<<1・・・・・・・・・>>> 永田力・繪の詳細検索へ
ユーザーレビュー 一覧 >> 東京の下町 エッセイ・紀行 / エッセイ 4.3 (4) カート 試し読み Posted by ブクログ 吉村昭の、子供の頃のエッセイが好きで購入。何度か読んだことのあるエピソードもあるんだけど、何度だって読みたい。 淡白な文章はエッセイでも同じで、だからこそ、急に遠くに去る光景や人々の背を追ってしまう気持ちになる。戦争の波、白黒でしか頭に浮かんでいなかった少女に突然色がのる瞬間。つい自分も少年吉村昭になって息をつめていたり。 当時の日常の資料としてもいいとのことだが、もう遠くに去ってしまった日々を思うのも、生きることを振り返るためにはいいかもしれない。 0 2018年01月02日 東京の下町 エッセイ・紀行 / エッセイ 4.3 (4) カート 試し読み Posted by ブクログ 下町の様子がクリアに想像できた。 細かく思い出せるという事は、作者は幸せな子供時代を過ごしたからだろう、世間より生活レベルが高いと思った。 0 2025年06月18日 東京の下町 エッセイ・紀行 / エッセイ 4.3 (4) カート 試し読み Posted by ブクログ 戦前の下町(日暮里/千駄木あたり)の風景。その時代の皮膚感を理解するに最適な書。昔は汚く不衛生でろくでも無いのを実感する。戦後昭和レトロ好き女子を馬鹿にする方は、戦前昭和好きのオジサン(お姉さん)たちをタコ殴りにしていただきたい。 0 2024年09月02日 東京の下町 エッセイ・紀行 / エッセイ 4.3 (4) カート 試し読み Posted by ブクログ 戦前戦後あたりの東京下町における人々の生活や考え方、感じ方が非常に良く分かり大変得るものが多かったと感じました。当時の文化を伝える貴重な資料との評価はその通りと思いきます。 0 2023年01月14日