芋畑サリーの作品一覧

またしても、心を満たしてくれる、良い食漫画が読めて、実に嬉しい。
『青嵐寮の献立 お料理男子、ときどき考古学』も、少年画報社さんから出ていた良き食漫画だったので、少年画報社さん、実力のある漫画家さんを揃えているなぁ。
お嬢さまが庶民系グルメを楽しむ、それだけでも十分に面白い。だが、この漫画、一味違うッッ であれば、一漫画読みとして、感想を書かねば失礼だ、と思い立った次第。
タイトルとあらすじから察せるが、ヒロインのお嬢様・真澄が、不思議な力で男子になってしまうってのが、結構、攻めてる。
朝、起きたら、性別反転してたんだから、そりゃ、ショックもデカい。
けど、何だかんだで、図太い性格をしており、...続きを読む何より、庶民グルメをいつか楽しみたい、と願っていた真澄嬢は、このチャンスを逃すまい、と行動を起こす。この思い切りの良さは、見習いたいものだ。
一日で戻るだろう、と高を括っていた真澄だけど、そうなってしまったら面白くない。
お嬢さまに戻れなくなってしまった真澄に、救いの手を差し伸べてくれたのが、ぶっきらぼうで強面ながらも、根が良い奴なキヨタカってのが、これまた、良い意味での定番を押さえてくれていて最高。
設定も然る事ながら、やはり、食漫画で大切なのは、食べっぷりの良さ。お嬢様ゆえに、初めて食べる庶民グルメに舌鼓を打つ真澄の反応は見ていて、実に気持ちがいい。私らが食べ慣れているモノでも、お嬢様からすると、凄く美味しく感じるんだろうな。
一日かつ一食を大切に生きていこう、と前向きな真澄が、これから、どんな庶民グルメを楽しんでいくのか、楽しみ。何やら、お嬢様のままでいたら、絶対に貰わないであろう果たし状を、スケバンから出されている感じなので、一体、どうなるのやら。

この台詞を引用に選んだのは、先にも書いたが、真澄のこういう所は見習いたいなぁ、と思ったので。
確かに、思わず、躊躇してしまう事はある。
でも、悪い事じゃないなら、思い切ってやってみた方が、人生は愉しい。
実際、牛丼に正しい食べ方があるって訳じゃないにしろ、やはり、雄々しくかっ込んだ方が美味く感じるんじゃなかろうか。
（それっていいんですの・・・！？その食べ方、ああ、流石にはしたないかしら・・・ええい、やっちゃいますわ！）（ｂｙ愛静慈真澄）

昔からの夢だったお弁当屋さんのキッチンカーをオープンするところから始まる物語。
自身でキッチンカーを経営する難しさやお客さんのニーズに合った商品を開発する難しさなど奮闘する姿が描かれています。
最初は上手くいかないことの連続でも徐々に周りの人達の反応が変わっていって色々な人達が支え助けてくれるようになる。中でもずーっと側で変わらず支え続けてくれる幼なじみくんがとてもいい!( ˃ ᵕ ˂ )

美味しそう

心温まる話ばかりで、お腹も胸もいっぱいになります。母から「食べるなら美味しいものを食べなさい。」と外食する時によく言われました。
皆とわいわい言いながら、食べ歩く経験は残念ながらありません。心温まるお弁当屋さんも、経験はありません。どこかにないかなと探しますが、今の時勢では難しいでしょう。日本各地のお弁当屋さんが元気でありますように。笑顔もお弁当のネタですね。

ハートもお腹一杯にしたい時に

「一話ずつ読み切り」「登場人物の人柄が良い」「ご飯が美味しそう」ダラダラ読み耽る心配もなく、読後に気持ちがホッコリして、日々の食事作りの参考になるなんて素敵(笑)！

おもしろかった❤︎読み出したら止まらない！
週末は、料理して楽しもう。
たくさん、お料理したくなりました。