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ユーザーレビュー

  • パリは燃えているか?〔新版〕 下

    Posted by ブクログ

    ▼上巻の感想に書いた通り、もうとにかくオモシロかったです。

    ▼下巻も疾風怒濤。連合国軍パリ入城のくだりは、講談を聞いてるかのようなカタルシス、高揚感があります。

    ▼下巻を読んで思ったのは、「ドゴールってすごかったんだなあ。もっと知りたいなあ」でした。まあ、言い方を変えると、「ドゴールのことは相当好意的に英雄的に書いているなあ」とも言えます。

    ▼それにしても、「パリ」という街の持っているオーラみたいなものというか、あるいは、余所者がパリに抱くイメージというか、そういうものの根っこには、この「ヒットラーとパリ」というあまりにもよくできた物語があるんだろうなあ、と思いました。

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    2025年04月08日
  • パリは燃えているか?〔新版〕 上

    Posted by ブクログ

    ▼高名なルポルタージュベストセラー。第2次世界大戦の、ナチス黄昏の一幕、「1944年8月の、パリ解放」に至る1週間程度?を、ドイツ側、連合国軍側(ドゴールなど、陣借り参戦しているフランス軍や、アイゼンハワーたち)、そしてパリ市民たち(共産党系レジスタンス、共和主義系レジスタンス、一般市民、対独協力者のパリ市民など)という、目がくらむほどの人々に「当時何があったのか」を取材しまくって書かれたもの。

    パリ解放から20年後くらいに書かれたもののようです。まだ多くが生きていたので、多くから生で聞き取りをしている。

    ▼もともと個人的に西洋史が得意では無かったので、過去10年?くらい意識的に「オモシロ

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    2025年03月09日
  • パリは燃えているか?〔新版〕 上

    Posted by ブクログ

    【華の都,命運の刻】連合軍の進撃が続く中,ヒトラーが徹底抗戦を主張するとともに,その破壊を命じていたフランスの首都パリ。複数の思惑や願望が渦巻く中,いかにしてその華の都は崩壊から逃れ,解放へと至ったのか。膨大な情報量を基に運命を決した数週間を再現したノンフィクションです。著者は,『ニューズウィーク』の特派員を務めたラリー・コリンズと『パリ・マッチ』の特派員を務めたドミニク・ラピェール。英題は,『Is Paris Burning?』。

    ズバリ,圧巻の一言。混沌とした解放までの歩みを,これでもかというほどの事実情報の山でごろんと差し出してくるあたりが本当にお見事。同時に物語として読み応えがあるこ

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    2019年05月06日
  • パリは燃えているか?〔新版〕 下

    Posted by ブクログ

    「パリ解放」。第一報は誤報だった。しかし、4年に渡るドイツ軍の
    占領を耐え忍んで来たパリ市民は歓喜した。

    この誤報は既成事実となる。ドイツ軍に必死の抵抗を続けるフラ
    ンス国内軍からの必死の訴えに、ドイツ本国への侵攻を優先して
    戦争の終結を急いだ連合国軍は作戦を変更し、ノルマンディー
    上陸作戦で生き延びた一部の部隊をパリへと急がせた。

    その場に居合わせた人々の体験は歴史という大きな流れの中で
    は表に現れることはない。だが、本書は上巻共々に無名の人々に
    焦点を当てならがら、大きな流れを追うという手法が素晴らしい。

    本来、ヨーロッパ戦線の主役であるはずのドゴールやアイゼンハ

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    2017年08月24日
  • パリは燃えているか?〔新版〕 上

    Posted by ブクログ

    「映画は観たけれど原作は読んでいなかった」シリーズ読書である。

    「パリ解放」。第二次世界大戦の年表を作ったら、たった1行で終わっ
    てしまうだろう。それが、文庫本上下巻で各400ページ超である。

    ヒトラーのナチス・ドイツがフランス・ヴィシー政権と休戦協定を結ん
    だが、実質、フランスはドイツ軍の手に落ちた。1940年のフランス
    占領から4年後、連合国軍のノルマンディ上陸でドイツ軍は占領地
    の一部を失う。

    そして、パリではドイツ軍に対する抵抗運動が始まった。国内に残っ
    たレジスタンスたちは一斉蜂起を企てるのだが、レジスタンス側は
    一枚岩ではなかった。

    ドゴール派と共産主義

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    2017年08月24日

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