治島カロの作品一覧

様々なお弁当。
幼い頃の思い出とともに懐かしいお弁当の数々に、ついホロリと。

早くに母を亡くした父の結婚式前夜に作る「父のしょうが焼き弁当」や、息子が先に亡くなるのに何もできない父の思いが詰まった最後の「花見弁当」は、涙がとまりません。

ぜひ一度、召し上がれ！

中華料理にまつわる各作家さんのミニストーリー集。

中華おこげやタンメン、レバニラ炒め、餃子定食、サンマーメン、などなど19編。

特に、タンメン、サンマーメン、お姉ちゃんの餃子、たまごチャーハンなどが好きです。

作家さんによって絵のタッチが異なりますが、若干好きずきはありますね。

転勤で大阪にやって来た少し気が弱い青年・平野信太。
なかなか大阪に馴染めない平野だが、先輩と行った喫茶店『メモリーズ』の看板娘・田辺千里に、一目惚れ。

しかし、彼女には、秘密が...
夫と死別し、まだ幼い息子がいた。

やがて、転勤が終わり、東京本社に戻ることになった平野くん。その想いを伝えるのか、そして、千里の答えは？

毎回、美味しいものが、出て来ますが、話の流れに、ついホロリとさせます。
バナナジュース、イタリアンスパゲティ、いなりすし、串カツ、チキンラーメン、からあげ定食、などなど

エンディングは、3年後、なんとなんと...ハッピーエンドですね。
若干約1名、認めていない方もいます...続きを読むが(笑)。

『東京と大阪なんて、あの世に比べたら、ずっと近いです』。
実感のこもった名言です。

内容はほぼタイトル通り、
ファミコンとそのソフトを題材にしたアンソロジー。
作家さんはあまり存じ上げない方ばかりでしたが、
ノスタルジックな物語あり、ドラマなお話もありで、
両面から楽しめる一冊でした（´ω｀）。