作品一覧

  • 和平学入門 ――戦争を止める13の法則
    -
    1巻1,815円 (税込)
    戦争を止めるにはどうすればよいか。紛争を和平合意へと至らせる方法を科学的に研究してきた紛争解決学を、さらに「和平学」へと刷新。日本国内の法的な視点から紛争解決学を実践してきた弁護士と、NGOを通じた実務と研究の二刀流で国際紛争における紛争解決学を追究してきた国際政治学者が、数多くの実例から導き出した13の和平法則をもとに、和平合意までの交渉・仲介の道と和平合意後の平和構築の道を理論と実践を往復しつつ描き出す、和平への新たな知的挑戦。 【目次】はじめに 廣田尚久/序章 和平学とは何か――紛争解決学2.0/第一章 法律学からの紛争解決学(ミクロ起点)/第二章 国際関係論からの紛争解決学(マクロ起点)/第三章 和平法則――戦争を止める13の道標/第四章 和平合意――交渉と仲介の諸理論/第五章 和平合意後の和解/第六章 日本外交の羅針盤――和平法則を用いた仲介者/終章 平和実現へのパラダイムシフト/参考文献/あとがき 上杉勇司
  • 和解という知恵
    3.7
    1巻770円 (税込)
    人間関係がぎくしゃくして悩んでいる方、遺産分割や離婚等のトラブルを抱えている方へ。人間関係がうまくゆかなくなって落ち込んでしまうことは、いつの時代でも、誰でもあることなのでしょう。とりわけ近年は、遺産分割等を機にこれまでうまくいっていた親族との人間関係がぎくしゃくし、深く悩んでいる人は多いと思います。本書は、弁護士としての46年の経験に基づき、紛争を避けるための「和解」のコツについて論じた本です。(講談社現代新書)

ユーザーレビュー

  • 和解という知恵

    Posted by ブクログ

    自己の効用最大化を追求する交渉の技法に関する入門書は世に満ち満ちている。だが、コーディネータ、ファシリテータ、調停者の理論についての一般的な解説はめったにお目にかからない。それは、世の中は甲か乙の立場でバタバタする人が大半なのであって、調停の役目は弁護士さんかヤクザさんか、という特殊な「選ばれた」職業の人の、経験知に支えられたスキルで担うものだからであろう。
    廣田が差し出すヒントは、よく話を聞く、普段から問題を多面的に捉えるための知識吸収に努める。アイデア出しに手間を惜しまない、などのマットウなものである。さらにゲーム理論や法哲学めいた背景も書き込んであり、単なるハウツーでない、とても面白い本

    0
    2018年10月14日
  • 和解という知恵

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ターゲット層がいまいちよく分からない。
    強いて言えば「紛争解決学」を学びたい人向けか。

    最終章の「付帯条件付き最終提案」は面白そうだが,実践できるのは調停委員や仲裁人の立場の人間かもしれない。

    0
    2018年10月08日
  • 和解という知恵

    Posted by ブクログ

    衝突や訴訟ではなく和解を目指すべきであることを説く一冊。
    和解するとはどういったことか、という基本的なところから、和解がもたらすメリット、注意すべき点とその大まかな手順も含めて、新書にまとめてあって役に立つ。

    心理学や経済学の知識をベースに、ゲーム理論で損得をシミュレーションするなど、先を読む力が必要であることがよくわかった。
    ゲーム理論については、訴訟ではなく和解でもなく、自分の損得を計算した上で結果を選択するブラック企業で働く従業員の例が出てくるが、こういう正確には「和解」ではないが、個人の心の中で「和解」するケースの説明が面白かった。

    1
    2018年02月08日

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