すべての動物が共に暮らす世界。それぞれの個性は尊重されますが、やはりお互いの偏見、プライドなども存在します。皆が平和に暮らすためには「本能」を抑えなくてはならなくて…。特に肉食獣が草食獣を食べることは決して犯してはいけないタブーなのです。
思春期の学園生活って色んな事がありますよね…種族が違えばそれはなおさら。
肉食獣と草食獣との恋・友情は成立するのか?平和な社会で求められるリーダーとは?裏社会では禁止されている行為も…!?
全ての動物が擬人化されているのですが、その動物特有の美しさ、愛らしさも丁寧に描かれています。主人公のハイイロオオカミの少年・レゴシが成長して色気が増してくるのがたまりません!!
マンガ大賞ほか数々の賞を受賞し、大注目の大人のファンタジーです♪
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ビルやパンダ先生の正論に頷きつつ、レゴシやアオバの感情に寄り添いたい。思春期のあやふやな感情を定型に押し込める危うさ。
にしてもビル危ないしパンダwwwwwwwwwwww
Posted by ブクログ
『BEASTARS』3巻の、レゴシのこの言葉「大人になるってそういうことなのかよ…ッ!!」が、青臭いのは青臭いんだけど、完全に大人な年齢の自分にも響くんだよな…大人と言う言葉でしかこの年のレゴシには表現しようがなかっただけで、こう言う気持ちは年関係なく諦めきれずに持っていたりするもんだ…
無論の事、作者のミスリードも含まれているのだが、レゴシがテムを殺したのではないとは思うが、彼が自分の本能を自覚してないからこそ、無意識で殺した可能性もある。だから3巻で頑なにビルを否定したのも、裏返せば自分の本能を肯定する事になるからかもしれん、と言う読み方も出来るミステリ…
レゴシの、俺はそっち側へは行かないんだ!!と言い切ってしまえるピュアさ、そんなのは偽善だと言うモノもいるだろうけど、しょうがないんだ、と諦め手放してしまう必要はない。世界がどんなに残酷だとしても、それに「慣れない」気持ちを持ち続けようとする事は無駄じゃないと思うんだ…
Posted by ブクログ
肉食獣が草食獣を食うことが禁忌とされる世界。しかし肉食獣たちの本能を満たすため、密かに肉を食える区画が存在する。通称は“裏市”。そこの売り手は肉食獣に留まらず、食われる側の、草食獣たち自身の場合もある―その場所へ主人公たちが迷い込んでしまう様が描かれ、物語がひとつの核心に近づいているのかもと思う。
自らの指を売る老人の迫力は圧巻。凄惨なシーンも続くけれど、衝動と恋心を見分けられないレゴシの姿は、思春期にある少年の姿そのものだ。サスペンスに、青春に、風刺に、様々な要素があるが、すべてを必然性をもって描いている説得力を感じる。
裏市など
演劇の次も隕石祭というのがあり、どうやらこの世界の動物は絶滅した恐竜の子孫という設定のようです。
仲間と外出したレゴシ、裏市で売られているものに戸惑いを隠せず、しかも何故かパンダの医師に拘束されたりで散々です。
肉食獣としての本能も、ある種の暗喩でしょう。
ハルさんとの関係もどう進展するのか。レゴシはあくまでも裏市の存在は否定しますが、こういう問題って簡単にが解決しなさそうです。
擬人化は当然、良い要素の1つとしてあるんですが、読み応えのある作品がまた見つかってよかったです。
Posted by ブクログ
ジャックとレゴシの会話が好き。信頼してるけど多くは語らないところが理解者だなって思う。「恋しちゃったのね〜きみは〜しっぽ振ってるでしょお〜」って鼻歌歌ってるのがかわいい。
アオバが謝ってくるところも感動〜!
面白い
それぞれの性格の他に、クマなのに草食のパンダなど、その動物の特性な合わせた役回りでとっても面白いです!!
Posted by ブクログ
なるほど裏市 そういうのがあるのか
病院とか葬儀屋とか入り口のじいさんみたく自前とかそういうやつね…
しかしどうせ金出すなら中で売ってる肉買った方がいいんじゃないのか 新鮮とかそういうあれか
ところで新キャラことごとく最高ですね
レゴムさんもジュノちゃんもパンダ先生もみんないい
野生も大変そう
野生の本能を抑えて暮らすって、大変そう。
でも人間も、特殊な性癖を持っていたら、こんな感じなのかも。
抑える人と、抑えられない人といて、抑えられない人は、犯罪者となる。
そういえばパンダって、クマなのに草食って不思議。
セルロース分解酵素を持っているのか?
Posted by ブクログ
肉食と草食が共存する社会。表向きの平安を保つために、肉食用の裏市が存在するなんて。それを受け入れられないレゴシだけど、その潔癖さを失ってほしくない。
擬人化された動物達
一巻を読んでから、次はどうなるのだろう…と、どんどん気になりハマってしまいました。
ハイイロオオカミのレゴシが成長し、色々な動物達と出会う事で、彼の視野が広がっていくところなど凄く面白いです。
こんなに色々と個性的な動物達を生み出す作者さん、本当に凄いなぁ…と、尊敬します。
Posted by ブクログ
ハル、レゴム、レゴシの話読んでて、「皆『芯』があるよなぁ」って思う。
他人から「〇〇」と言われた事に対して「いや、自分は◾️◾️だ」っていう譲れないものを持ってて、本当にそれを相手に伝えた方が良い時に伝えられる度胸(?)がある。
「めんどくさいわー」と思って「うん、〇〇だよねー(ホントは◾️◾️だけど)」ってその場で合わせてると、後々自分が「めんどくさい奴」になるんだろうなぁーってしみじみ思うわ。。
この他に面白いなって思うのは、「動物ならではの悩み事」が見える事。
人間の現実社会じゃ、肌の色と言葉が違うだけで身体的なものは同じ種族。身体的に「食う食われる」っていう事は滅多にないように思うけれど、このマンガの世界の生き物の間ではそれが存在する。
肉食である側、そうでない側。
平和に過ごしている間はいいけれど、「肉食が草食を襲う事件」が起きると不穏な空気が流れる。
そんな種族間でどう折り合いをつけて過ごすのかが問題であり、読んでる側としては「これからこのマンガの中の世界のどんな部分が明るみになり(草食の肉が売られる闇市とか)、登場キャラクター達はどう過ごすんだろうか」とその先が気になって仕方がない。
「ハルを食べたくてたまらない本当の自分、でも好きな友達を食べたくない。どうすればいい?」と悩むレゴシがどういう答えを出して行動するのか、次の巻が非常に気になります。
俺いくらでも尻尾汚すから!!!ですって!!レゴシかっこよすぎだろい…
レゴムの卵食べてみたい〜!!
あと壁に貼ってある貼り紙まで面白い。
パンダさんの個性もかなり強い。笹をひたすら食って鍛錬を詰んだって…個性強いなぁ…
癒しと気づきを与えてくれる漫画だなぁ。
食べたいという肉食動物の本能と逃げる草食動物の本能の共生の難しさを改めて感じる巻でした。
その中でも強かに生きるハルや本能に疑問を持ち抑え込もうとするレゴシがこれからの社会を変えるのかな?
〝私 一回寝たオスからの情けは受けないの〟
ばっさりなビッチな発言のハルと最後のレゴシの涙が印象的。
レゴシの純情さは少年漫画にピッタリ…。
第20話って筋に関係ないおまけの話なのに、世界観として面白かったw
それからは新キャラといきなりの闇に突入。「まだまだ世界を広げるぞ!」な感じ。これもかなり本格的!
この巻でシリーズに囚われた。物語のテンポがうまくて、道理で知名度を上げたんだ。
ジュノ、すごく美人でオオカミっていうには野性味がなく上品で血統書付きの犬みたいな感じです。性格もイイコなわけではないけど、傲慢でもなく私好みです。
どこまでも繊細な描写
●ートピアと比較する人も多いですが、別次元で考えた方が良いかもです。人間がそのまま動物になったイメージ…というと伝わりにくいかもしれませんが、とにかく草食であるが故の、肉食であるが故の本能であったり、それでいてひどく“人間”臭い動物たちの繊細な心理描写がこれでもかというくらい物語の中に散りばめられています。レゴシやハルが抱えている悩みは、悩みのかたちを変えれば私たちにも当てはまる。
レゴシの世界が広がる
今まで同年代の仲間とだけ付き合ってきたレゴシ。常に優等生でいなくてはならないルイと異なり甘い世界で少しずつ自分を発見していくレゴシ。
そんなレゴシの世界に大人が来たー!
優しいイメージのパンダが凶暴極まりなく、そのギャップにクスッと笑えてしまう。作者のうまいところ。
色々と興味津々
隕石祭に闇市、そしてパンダのゴウヒンさんの登場。一応合法?ではあるようだけど、「肉」を売っている闇市。肉食動物用の食べ物が作られてるみたいだけど、やっぱり「肉を食す」ことは必要なのか?パンダは熊だけど笹を食べる肉食動物?興味津々
Posted by ブクログ
ははは!
なんか突然登場したメンドリのレゴム~
好きだわ~
それは置いといて…
大変よ~レゴシたちったら裏市に迷い込んじゃったじゃないの~
禁止されている肉食しちゃうの…!?
アオバ~!!
泣く~!
パンダ~
こわい~!
4巻へ続く!
Posted by ブクログ
「しっかり立ちたい 爪が生えたこの足で この世界で」
レゴシの恋愛で少しのほほんとしていた所にまさかの展開。動物の本能には抗えないのか、、。
ブラックな青春物語だな。
匿名
すごく楽しい。
ホント、すごく面白い。
人間では描けない青春群像劇。
今回は レゴシの
君と目を合わせるためなら
俺 いくらでも しっぽを汚すから
たまりません。
Posted by ブクログ
流血沙汰になっても思ったよりビルとレゴシの関係は悪くならなくて、
確かに野良猫なんかも時々そういう喧嘩をしているよなと思う。
血を飲んだことも、ルイは最初から期待していないとモラル問題で扱っている。
うまく取材を収めたのは流石だけれど、その前に一瞬18歳らしい表情で揺れたというのが印象的。
ジャックは本当に可愛らしい。
レゴシの事も気づいた上で普通な態度なのが、レゴシの友達であり、
陽キャな犬らしさでもあり面白い。
本当に怒らせて怖いと思ったら目の前でつまらない嫌味など言えないと思うが。
君と目を合わせるためなら俺
いくらでも尻尾汚すから
という表現が詩的。
レゴムの玉子サンドの話、短いけれどとても好き。
ジュノを颯爽とではなく兄だと偽って
助けようとするところがレゴシらしい。
闇市の前で自分の指を売っている草食がいるのは衝撃だった。
アオバが学校ならレゴシにつくが外ではビルにつくというのも驚いたものの、そういう世界なのだ。
実際外で暮らす大人の肉食獣達はどの程度が肉を食べているのだろうか。
こんなに“正しい行動“をしたがっているレゴシなのに、本能では肉が食べたくて、悍しい裏位置で涎が止まらなくなるというのもまた衝撃。
闇市の医者を、哺乳類で草を食べる元肉食である
パンダに設定するセンスが凄い。
肉食への執着はドラッグも思わせるし、
死んだ肉を買って食べる闇市での大人たちの行為は
大抵の人間たちがしている行為でもある。
闇市を出た時、アオバがレゴシを待ってくれていたこと、
ルイ先輩や草食の友達のことを思い出したらとても指を食べられなかった、という告白が泣けた。
こんな時でさえお前のくちばしは尖そうで綺麗、というモノローグが良い。
思わず泣いてしまうレゴシをバカにする訳でもなく
ハンカチ持ってない、大丈夫かと言うアオバはやっぱり良い子なのだろう。
ただしっかりと立ちたいだけ。
それが難しいのが大人の世界なのだろうか。
力だから強いからなんでもできるかと言えば
逆に不自由になることもあるというのがよく分かる。
肉食と草食
新歓公演2日目でベンガルトラのビルと本能のまま舞台上で取っ組み合いをしたレゴシは最終的にルイの助太刀によってなんとか公演を成功させることができたもののいろんな意味で学園中の話題になってしまい少し落ち着かない。
公演を成功させた演劇部は例年通りに今年も街の隕石祭の装飾を担当する依頼が来たためレゴシのいる美術チームは大忙しになる。
そんな中例のメスウサギを見かけたレゴシは声をかけようとするがどうやら彼女は他の女子生徒からいじめられているらしく後ろに立ったレゴシが結果的に彼女を助けることになった。
なんとなく避けられそうな雰囲気の彼女との接点を保ちたくて珍しく前に出た態度のレゴシだったがその後彼女と一緒にご飯を食べるものの名前も聞けず線を引かれている感じがしたが帰り際に言った言葉によって名前がハルである事を知り何とか縁を保てたのだった。
レゴシの高校生活がどんどん進んでいくが、
その裏できな臭い事が起こっていてそれが今後どう彼に絡んでくるのか続きが楽しみ。
裏市に訪れたレゴシたち。ハルのことを好きならレゴシには草食動物を食べて欲しくないです。
レゴシが謎のパンダに誘拐されたりとハラハラしました。、
ここにきて
ちょっと面白くなってきました。
1、2巻は読んだもののあんまりハマらなかったんですが、レゴシや友人の肉食獣としての葛藤がみえてきて、裏市みたいな世界もみえてきて、ここからの展開が少し楽しみになってきました。
アジアゾウとぶつかったシマリス、校外で起こった食殺事件。表面上なごやかに見えるレゴシとハルの食事シーンのように、表向き共存・共栄による平和が実現しているようで、水面下では本能的な欲求や恐怖が渦巻いていて、ぎりぎりのところで均衡が保たれている。
そんな中、隕石祭の準備でレゴシは学外へ。やっぱりというか、闇市のような場所がなければ、成り立たないよなぁと納得。
小動物への特殊性癖って少し笑いそうになったけど、小児性愛みたいなもんかと思うと複雑だ。
友だちがすごく理解してくれて、優しく見守って励ましてくれて、素敵。
ルイ先輩とウサギちゃんの繋がりは嫌だっ
世界中から愛されるはずのパンダも怖すぎる…
Posted by ブクログ
草食動物少女に恋した肉食動物少年の物語第三巻。
主人公ハイイロオオカミのレゴシは、気になるウサギの少女ハルとの距離を少しだけ縮める一方、同じハイイロオオカミの少女ジュノと出会う。
そして初めて足を踏み入れた裏市で草食と肉食が同居する社会の裏側を覗くとともに、自分の種族を超えた淡い恋心?にも疑問を突き付けられて。。。
タマゴサンドの小話がほほえましい。
Posted by ブクログ
恋愛の怨恨 虐め甲斐がある雌兎 自分の無精卵を飲食店に売るアルバイト 落ち着きがある_あの澄まし顔の理由は というより仮面を被り直したんだろ これが肉食の本能に従った奴らの末路だ パンダという動物は1つ大きな異質を抱えている それも患者の常套句だね 狩猟本能が変形した恋愛感情だ ズタズタになるまで食ってやりたい本能のカモフラージュだよ 幼児性と少しのオバサン感 子供っぽい誠実さ
Posted by ブクログ
ぐえー面白さがわからない……。ストーリーが弱い、ゆえにキャラの掘り下げもいまいち。絵もキャラ描写も丁寧なのはいいんだけど、もう一つ先に踏み込んだ何かがほしい。
も少し読めばいろいろキャラのこと分かってくるのかな? うーん。やっぱ話で引っ張ってほしいな。
唯一気になった「ビースターズ」の設定にまさかの全く触れないで進行、なんだこれはと正直思った。