すべての動物が共に暮らす世界。それぞれの個性は尊重されますが、やはりお互いの偏見、プライドなども存在します。皆が平和に暮らすためには「本能」を抑えなくてはならなくて…。特に肉食獣が草食獣を食べることは決して犯してはいけないタブーなのです。
思春期の学園生活って色んな事がありますよね…種族が違えばそれはなおさら。
肉食獣と草食獣との恋・友情は成立するのか?平和な社会で求められるリーダーとは?裏社会では禁止されている行為も…!?
全ての動物が擬人化されているのですが、その動物特有の美しさ、愛らしさも丁寧に描かれています。主人公のハイイロオオカミの少年・レゴシが成長して色気が増してくるのがたまりません!!
マンガ大賞ほか数々の賞を受賞し、大注目の大人のファンタジーです♪
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ハルとルイの出会いがどこか寂しくて良い。
みんな出会い方をしたら、常に完璧でいるしかなかったルイが
ハルに惚れるのも当然だと思う。
ストレートに会いたくて来ただけと言えるレゴシが
とてもレゴシらしい。
会いに来るというところが成長でもある。
オーディションが役者の一部に知らされず行われるなど
かなり陰湿ないじめでしかないと思うが
美しく踊りきると決意するジュノが強い。
レゴシがジュノに迫られても鈍いのは安心もするし
ちょっといらっともする。
それなのにハルとルイの関係には気付いてしまう。
自分の気持ちにも。
繊細なのか図太いのかというハルの突っ込みは的を射ている。
レゴシの気遣いはいつも大型肉食獣の自分を抑えてハルに合わせるものばかりだったけれど
初めて強い自分をハルの前で肯定して、
もう少しだけ君と日向を歩きたいというのが切ない。
アオバやレゴシと違って、ルイの過去を知ったと脅す様なことを言い
かつルイの血を見て美味しそうだと思うところが
ビルらしいと言えばらしい。
身体自体が凶器のような相手に対抗するには力を持つしかない。
ルイは正しいし、裏社会に慣れていそうでもある。
いつの間にかみんなに受け入れられているジュノ。
ビースターになるという野望と共にルイに宣戦布告するのには驚いたが
どこかで納得もいった。
強かでしなやかな子だ。
停電になった時すぐ草食に駆け寄りみんなで守る肉食の姿がとても良かった。
正しい力の使い方だ。
こういう時は面倒な事を考えずとも肉食の力を
肯定できているのでは。
ルイの名前を呼んでしまうハルと
気付いてしまうジュノ。
ルイの過去は壮絶だし、オグマとルイの関係性も
どこか奇妙ではあるが、
この世界を変えるというルイの決意が思った以上に
深いものであることを知る。
テムに花を供える姿。そこにレゴシが来るのも
その偶然からルイを人知れず守ることができる展開も良い。
ルイを尊敬しているという言葉が聞けるのもまた良かった。
何かを解決しようとするといつも野蛮なやり方になるという言葉も、
無害でありたいという言葉も切なく感じた。
ジュノほどでなくとももっと自信を持ってくれても良いのに。
ルイを守るためにするのが告白して失恋しようとするというのも意外だった。
レゴシらしいと言えばらしい。
この世に本能が存在する限り誰しもが自分や他者を苦しめて生きている。
人間界でも同じことだ。誰にとっても無害でいることはできないのだろう。
レゴシの純粋さ
レゴシがハルを危険を顧みず助けに行く、その姿にすっかり忘れてしまっていた純粋さ、ひたむきさを思い出しました。もうあの頃には戻れそうにないけれど。
Posted by ブクログ
4巻読んで応援したいカップルはというとルイ&ハルとレゴシ&ジュノかな…ていうかルイハルは両思いぽいしなあ…種族とおうちという問題はあるが ハルちゃんといちゃいちゃしてるルイ先輩好きなんだ…
そしてジュノちゃんはかわいいしつよい がんばってレゴシ先輩をおとしてくれ 口説こうとすると生態学の話とかしてくるぞ 手強いぞ
ドツボにはまってきた…。
先が長いのでお財布と相談して、この辺で止めようと思っていたのに、ついにここまで来てしまった…。
先が気になる…。
なぜレゴシはハルが好きなんだろう??
初対面でいきなり服脱ぐような軽い女の子を…。
それも「最高の女の子」って、あれで??
好きになる要素、どこにあった??
ジュノ出来すぎで、女子目線から見てウザい。
新人なのにルイを押し倒し、力で押さえ付けて、いいの?
失礼でしょ。
こんな後輩、焼きだな。
Posted by ブクログ
ジュノちゃんの美貌と地位と恋愛を手に入れようとする欲深さが悪くない。ルイの驚くべき過去が分かったけど、演劇部はいわくつきのメンバーぞろいだった。レゴシの過去は何なのだろう。
イヌ派?ネコ派?はもちろんレゴシ派!!
無口だけど不器用だけど優しくて誰より人を思う周りを思うレゴシになんども泣いてます。
ルイ先輩のことも好きだし感情が大荒れです。
ルイの過去に涙せずにはいられません。
4番…
ジュノちゃん、すごい社交性があるなあ。ひたすら頭が下がります。ルイ先輩、なんだかんだやっぱりかっこいいなあ。レゴシの肉食な顔がところどころ垣間見れます。
つくづく難しい世界。
思い合っているようなハルとルイも種族の違いでもがいて臆病になったり。
今回は異種ど同種の恋愛に焦点が当たっていたかな、と。
スムーズに幸せになれない世界だけど、ひっそりと生きていたレゴシが自分の進む道を開いていくシーンはとても爽快。
ルイ先輩のカリスマ性はとてもカッコいいけど、レゴシの悩みながらも自分を突きつめる生き方もとても素敵。
ルイとハルの出会いが描かれていて、なんとなく二人の絆に納得です。誇り高き草食動物の葛藤ですね。動物の顔なのに表情に感情がすごく表現されています。
草食獣の気迫と肉食獣のヘタレ
相変わらずルイは強い。
紳士な雰囲気なのにオンナは抱くわ、弱味を握られたっていうのに形勢逆転の上、「床でも舐めてろよ、クズネコ」とか言っちゃって、格好いいことこの上ない。
一方でレゴシはおどおどし過ぎて逆にこわい。
だけどいよいよそんな自分の殻がぶち破られる時が来たみたい。解放せよ!いざ、肉食獣の力を!
ルイ先輩の過去
隕石祭の準備。ルイ先輩に過去あり!子供のルイ先輩可愛かった。自信に満ち溢れ、自分は選ばれし者だと言わんばかりのルイ先輩には、悲しい過去が。そして、うさぎのハルちゃんに危機が!
Posted by ブクログ
『BEASTARS』4巻が凄い…ビルが悪いとは言わないが、肉食の本能に従っただけで「悪気がなく」食ってたか…なら良かったんだが、恐らく彼はルイ先輩に対して心の奥底で「生餌になってくれるのなら黙っててあげますよ」と言う脅し文句を隠し持ってた筈で、それが凄く怖い事だと思ったんだよ…
Posted by ブクログ
アカシカのルイ先輩のシーンは毎回凄みがあるが、今巻ではその過去が明かされる。草食動物の、肉食動物への逆差別を象徴するような立ち位置だけど、今回のエピソードでその強さと危うさが強まった印象。
事件は次巻へ続く。物語がどこに着地するのか分からないけれど、終わりまで描き続けてほしい。
レゴシとジュノの絡みでは、かっこいいしかわいいしで和みました。でもレゴシの嫉妬シーンは見たくなかったなー。
彼女もビースター狙いなのは驚き!
ルイの過去も…
Posted by ブクログ
ウサギに恋したハイイロオオカミの少年レゴシの日々を描く第四巻。
レゴシは肉食動物と草食動物の壁に一進一退しながらもウサギのハルとの関係を進めようと努力する。一方ハルと関係を持っているアカシカのルイ、レゴシを慕うオオカミのジュノ、それぞれの思いは交錯して。。。
ルイの過酷な過去も明らかになる。
だいぶ"マンガ"の絵柄になり見やすくなってきた。
Posted by ブクログ
河馬は肉食です 図太いのか繊細なのか 暗闇の中だと草食動物の視界は完全に黒一色となってしまうのだ 生き餌として売られる商品だった だってこの世に本能が存在する限り_誰しもが自分や他者を苦しめて生きているから 顔は若い頃のウィノナ・ライダーとかイメージに近いです 異種族間での交配 固有の種を生むことが正しいとされているので なんか本編の核を突いてしまいそうなので