【感想・ネタバレ】ダンス・ダンス・ダンスール 13のレビュー

青春×バレエ!??
淡く繊細な心理描写と心震わす情熱が合わさった異色バレエマンガ!!

主人公は男子中学生の村尾潤平。
潤平は、幼い頃に観た男性バレエダンサーの演技に魅了されるも、父が急逝してしまい、“男らしくない”バレエの道を断念してしまう。
その後はアクション映画監督である亡き父の意を汲み、“男らしくある”ため、格闘技・ジークンドーを習い始める。
しかし、バレエへの未練は消えず、その熱い想いは延々と潤平の中で燻っていた。
そんな彼の前に、ある日、転校生である美少女・五代都が現れる。

都は、教室で男性バレエの大技である「540」を披露した潤平を見て、潤平がバレエに興味を持っていることに気づく。そこで、彼女の母が営むバレエスタジオへ誘ってみるが・・・。

本作は、『溺れるナイフ』のジョージ朝倉先生の十八番である、少年・少女の繊細な心の機微とバレエに対してどこまでも真摯に取り組む熱い想いが描かれています。

また、その美しさと力強さが感じられる絵は、キャラクターをより魅力的にしています。
特に舞台シーンでは、心震わせるピアノの音やダンサーの鬼気迫る踊りがまるで現実かのように感じました。

舞台に至るまでの血の滲むような努力や各々が抱く苦悩と情熱、そして迫真の演技に何度も何度も鳥肌が立ち、感極まって思わず涙を流してしまったときもありました。

男女問わず、感動したいあなたにオススメの作品となっております!

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感情タグBEST3

購入済み

響さんと海咲ペアが美しい。海咲は確かに腹黒で女性関係も色々ありますが、本当に美しいものに対するリスペクトが根底にある。今回は潤平と夏姫ペアも若々しくて初々しくてキラキラして素敵でした。

0
2023年05月03日

ネタバレ 購入済み

理解しあっていく姿

それぞれのペアがオーディションを
勝ち取るために歩み寄て行く姿がよいです

最後に響さんから海咲くんに
バレエでやっていくことを伝えられます。

若いからこそお互いに影響が強く
刺激しあえ時には人生を変えることが
あるんだと思いました

#アツい #感動する

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2022年09月28日

購入済み

白波響と海咲のコンビが美しい

前巻から登場の、ブスだけど超絶天才の白波響さんと、海咲くんの物語が、とても美しくて感動的。
この2人のエピソードが大好きで、もっと描いて欲しい!

響さんの海咲への言葉に、グッときた!
「あなたは…、初めっから、今までずっと…、
ほんの少しでも、私を蔑むことなんてなかった…」
「あなたと踊れるおかげで、覚悟が決まった…」

ブスで貧乏で卑屈だった響さんの本気を引き出した海咲。
これまでチャラいだけの脇役だった彼のキャラに、コンプレックスや悩みで、深みがでて良かった。
海咲のフェミニストぶりが、前巻では、響に通用せず、カラ回っていたように見えた。
けど実は、彼の誠実さが通じていて、響の殻を破ったことがわかったこの響さんのセリフ。
響も海咲も、一段高みに昇れて、すごいカタルシスだった。

また、響と海咲の思いを通じて、バレエとは天才だけのものではない、気の遠くなるような努力を重ねた末の美しさの芸術だという話も、感動的だった。
バレエだけの話ではなく、どんの環境、どんな容姿に生まれついても、懸命に生きる人間の営みそのものを美しく彩る素晴らしいエピソードだった

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2022年09月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

夏姫ちゃんが潤平のダンサー人生のことを考えてくれているのが尊い。
潤平が舞台に自我は必要ないと言いつつ、持ち込んでいるのは自分かもと思うところなど
どちらの考えも正しくて正解はたくさんあるのではと思わされる。
ロミジュリだったら潤平と夏姫がありだというのも
分かる気がしてしまう。

指導をしてくれる中村先生は本当に良い師に恵まれたと思う。
融通もきくし生徒の目線にもなってくれるのがありがたい。

配役の決定結果も納得がいくものだった。

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2023年07月30日

購入済み

ペアの成長

それぞれのペアの成長が見られて良かった。大筋の展開を考えると結果はわかってしまうのは仕方ないとしても。

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2022年08月08日

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