伊岡瞬のレビュー一覧

  • 白い闇の獣
    少年法で守られる加害者。無惨に殺された被害者。被害者の両親の心の葛藤は辛く悲しい。加害者にもっと刑罰を与える事ができないものだろうか?
  • 白い闇の獣
    少年法について考えさせられる作品である。
    やってることは凶悪犯、しかしカタチだけの罰を受け、世に放たれるが再び罪を犯す。
    そこにはられた伏線が回収されながら結末へと。。。
    面白かった。
  • 瑠璃の雫
    母と弟の3人で暮らす小学6年生の杉原美緒。母のアルコール依存によって、親類に引き取られた美緒は心を閉ざしていく。そんな折、元検事の永瀬丈太郎という初老の男と出会う。美緒は永瀬の人柄に心を開いていくが、彼はひとり娘を誘拐されており、大きな心の傷を抱えていた。数年後、美緒は事件を調べ始め、あまりにも哀し...続きを読む
  • 朽ちゆく庭
    なぜか読んでしまう伊岡さんの本。
    いつもは、「面白い...のかな...」
    と、読み進めていくと、ん?ん?ん?
    となり、結局読み切って、なかなか面白かった!
    となるのですが、今回は最初から
    おっ、おっ、おっ、と読み進んで、最後はスッキリ読み終わりました。
    欲を言えば、最後のグローブを落とした後の家族の...続きを読む
  • 本性
    さすが。伊岡瞬先生。
    登場人物。梅田尚之、小田切琢磨、青木繁子、小谷沙帆里、宮下真人、安井隆三、そしてサトウミサキ。
    章ごとにこれらの人達の主観で物語が進んでいく。最終的に全てがつながっていく。別の視点で見ると見え方が違う事がある。あの時の相手の気持ちの描写はこうだったのか…など。
    最後は何か続編が...続きを読む
  • 145gの孤独
    これまで読んだ伊岡瞬の作品とは違いました。
    また違う伊岡ワールドを見た気がします。
    後半どんどん物語の世界に引きづり込まれて面白かったです!
  • 教室に雨は降らない
    伊岡さんの本は読んだことがなかったけど、たまたま本屋さんで見つけて、買ってみた。
    最初は、全部読み切れるか不安だったけど、読み始めると面白くて、一気に読み終わった。最後の数ページに共感。続編が出たらまた買うだろうなと思う。
  • 瑠璃の雫
    交錯する人間模様。
    最後に明らかになる衝撃の事実。
    ありそうだけど、身近にはいない親子や夫婦などを登場人物に展開していく伊岡瞬ワールドに今作も引き込まれました。
  • 悪寒
    面白かった
    まずそこが違ったのか、とびっくり
    憎しみの力って怖い

    真壁刑事と宮下刑事がコンビを組む『痣』もオススメです
  • 痣

    凄く読みやすくて面白い

    かなりイカれた犯人、やる事えげつない
    共犯の1人は、こういう立ち位置の人物は怪しいというだけの理由で最初から疑っていたから驚かなかった(けど彼が主犯だと思ってた)
    主犯の犯行動機にはドン引きというか、肝が冷えたというか…犯行内容も酷い
    遺体の状況が書かれてるところは読んでい...続きを読む
  • 痣

    面白いし読みやすいから、すらすら読めちゃう!
    もう伊岡瞬さん最高です!!
    真壁さん宮下さんコンビ良い。
  • いつか、虹の向こうへ
    尾木 遼平(46才)は、刑事であったが、ある事件がきっかけで職場も家族も失う。そして、3人の奇妙な居候達と共同生活を送ることに。
    そんな時、家出中の少女が天真爛漫な陽気と、厄介事を持ち込んで来た、、、

    徐々に明らかになる居候3人の過去。
    それぞれが悲しい過去を背負い、今日を精一杯生きる姿に、ウルウ...続きを読む
  • 祈り
    なんか性格悪い人多い!
    千穂と尚彦がもう本当に腹が立つし胸糞悪い

    元通りになった世界で、真っ当に生きる楓太の姿を見ている春輝と真澄の姿にウルッとした
    おそらく元通りの世界には存在しない2人が、前の世界の時よりずっと幸せそうで良かった
    楓太と千穂と、ラストは登場しないけど鶴巻も、幸せな人生を歩んでい...続きを読む
  • 冷たい檻
    ハードボイルドの傑作です。ちょっとオカルトじみてる所もいい。
    主人公は樋口ですが構成は群像劇のような形で、10人近い登場人物の視点で物語が進みます。
    そんなに多様な視点で、ページ数600を超える大作、読みにくそう。と思われるかもしれませんが全然そんなことはなく、すらすら一気に読めてしまいます。
    終わ...続きを読む
  • 痣

    伊岡瞬さんの作品でいちばん好きかもしれない…!
    犯人を追いながらも事件が起きるので飽きることもなく、終盤のスピード感と伏線だと思わなかったことが伏線として回収されたり、とにかくおもしろかったです。
    真壁と宮下のキャラクター設定に違和感がありましたが、悪寒・本性とは時間の前後があるということで、人間で...続きを読む
  • 仮面
    2023-5新堂冬樹か誉田哲也みたいなストーリー展開で緊張感がすごい。主人公たちの背景と描写がちょっとステレオタイプなのが残念。伊岡瞬はもうちょっと市井に近い人を主に描くと思っていたから、パラノイアみたいなやつが出てくるとはちょっとびっくりでした。
  • 痣

    伊岡瞬の作品をいくつか読みましたが、これが一番面白かったです。全く先が予想できず、読み出すと止めることがきなく、一気に読んでしまいました!
  • 不審者
    伊岡さんの本はいつも
    ん?ん?と、どこに向かっていくのか分からないまま...
    でも、読むのをやめられない〜
    という、不思議な感覚になる。
    今回も、着地はどこなの!?どこに向かっているの!?という「伊岡マジック」にはまった(笑)
    えー!?そーなの!?
    という結末に、上手いなぁと。
    どういう順番で構想を...続きを読む
  • 赤い砂
    かなり前に購入し本棚に長い間放置していた本作…
    このコロナ禍に読むと怖さが増し増し(°_°)
    あえて2連続の伊岡瞬です。

    謎のウイルスに感染、そして死に至ると…
    ウイルス感染・大パニック…なんて内容を想像してましたが違いました_φ(・_・
    「赤い砂」名前も怖い!

    ブク友さんの何人かが高評価だった...続きを読む
  • 本性
    全九章からなる『本性』 なのだが、各章にそれぞれ謎の魅力溢れる33歳の謎の女「サトウミサキ」に取り込まれる男・女が登場し、この人物達が後半から人間関係が微妙に絡み合ってくる。一匹狼のベテラン刑事である安井は、ある焼死事件を追いながら徐々に「サトウミサキ」が絡んだ人物に起きる不幸な出来事との関連性に疑...続きを読む