伊岡瞬のレビュー一覧

  • 残像
    あらすじを読んでオモシロそうと感じたので、
    読んでみました。
    スローテンポな展開でしたが、
    2つの関係なさそうな物語の
    繫がりが見え始めると一気に面白くなり
    結末を知りたくてあっと言う間に読み終えてしまいました。
  • 残像
    著者とあらすじに惹かれて買いました。関係のなさそうな2つのストーリーが交錯していくのに引き込まれました。だれることなく常に盛り上がり、一気に読み終えました。エグい描写がありながら青春のような読後感でした。想像を超えるような衝撃はなかったですが、それが逆にリアルでした。
  • 本性
    短編集のようになっているので、チビチビと日数を掛けて読みました。

    サトウ ミサキ に翻弄される男達。
    なぜ、サトウ ミサキによって男達の人生が崩壊に向かって行ったのか。後半までそれは謎のまま。

    下ネタが好きでは無いので、性の描写が生々しいのが嫌でしたが、それでも面白かった。

    安井と宮下の関係性...続きを読む
  • 本性
    初めて伊岡先生の本を読む。coverがあまりにもはちゃめちゃで目立っていただけなのだが、読み進めるると片仮名のサトウミサキが妙に1人歩きし出してなんだこれは悪女の物語か?私の好きな分類では無いなぁと思っていると刑事が出て来て待て待て私の好きな方向になって一気読みしてしまいました。これは代償も読んでみ...続きを読む
  • 悪寒
    最初はなぜ倫子がと、主人公と同じ目線で見ていたが、途中から、子のために庇っているのかと自分なりに考えてみた。
    読み進めて行くうちにその証拠が出てくるのかと思いきや話が二転三転と転んでいくので、あれやこれやと考えてドツボにハマって行く。
    最後の最後まで意外な真相が出て来て読むのが止まらなかった。

    ...続きを読む
  • 代償
     この物語に出てくる悪人、浅沼達也(後の安藤達也)の11歳から24歳までの悪行の数々、その代償は刑法上での償いでは償いきれないものと思います! 伊岡瞬「代償」、450頁、2014.3刊行、2016.5文庫。
  • 悪寒
    主人公の言動にイライラすることもあったが、結果良ければという感じなのか。後半で3人が自分が殺したと告白した時はどういうことかわからなくなった。もやっとした感情が残るが読みやすかった。
  • 悪寒
     伊岡瞬さん、初読みです。「悪寒」、2019.8発行、422頁。夫が単身赴任中に、妻から夫の会社の上司殺害のメールが。妻が本当に殺したのか、15歳の娘をかばっているのか、認知症の母親をかばっているのか。刑事の真壁がとてもいい役割をしています。第1部と第2部。第1部はとても面白かったです。真犯人が明ら...続きを読む
  • 残像
    なんか今作はいつもの伊岡瞬作品とは違うような軽いノリだな、と思っていると、そんなに違わない描写が続いて、精神的にダメージを食らう。結局根幹には重苦しいものがあるのは変わりない。主に2つのストーリーが交互に進み、徐々に交わっていく様は先が気になり次々読んでしまうし、ドロドロしたいやーなものを残すかと思...続きを読む
  • 代償
    ごく一般的な家庭だった圭輔に遠い親戚である浅沼家と息子の達也が関わることで、不遇な思春期を送ることになる。
    後に弁護士となった圭輔に強盗致死で起訴された達也の弁護をすることになったが。
    翻弄される圭輔。
    裁判と圭輔の行方と結末は。
    達也の設定がすごい。
  • 残像
    まずは、ひこばえ荘の人たちのストーリーと吉井のストーリーが交互に描かれている。
    どちらの話しもいい意味で伊岡さんらしい気色悪さを感じさせながら進んでいく。
    そして、吉井への脅迫状から一気に両ストーリーが交わっていくのがおもしろかったです。
  • 残像
    遠くの親戚より近くの他人、をまさにリアル化したようなストーリー。また、同じ経験を持つ者同士の結束力の高さも感じ取れる。
    壮大な計画に巻き込まれる形で参戦していく浪人生と、他人同士でありながらも家族以上の思いやりや絆によって悪を追い詰めていく、ある意味被害者な前科者たち。
    こうしてまとめるとスッキリだ...続きを読む
  • 痣

    こういう先の気になる本は寝不足になる…
    退職目前の刑事の前に引き下がるわけにはいかない事件が起きて、という展開。個人的には部下の宮下の個性が良かった。こんな刑事もいるんだなぁと。
  • 残像
    文庫書き下ろし作品。
    500頁近い作品だが、リーダビリティの高さと先が気になる展開で一気読み。

    浪人中の堀部一平が、バイト先で体調を崩した葛城直之を家まで送り届けた事がきっかけで物語は動き出す。

    葛城が暮らすアパートには、前科のある女性3人と小学生男児が奇妙な共同生活を送っていた。

    彼女達の企...続きを読む
  • 代償
    道子と達也親子には終始嫌悪感が拭えなかった。自分の周りにはいないが、世の中にはそんな人も居なくはないんだろうなと思いつつ、本当に関わりたくのない人物を描けるのも素晴らしいなと思った。あまりにも悪人すぎて、卑劣な素行に興味が湧きスラスラと読み終わってしまった。
  • 代償
    読み始めて気づきました。んっ、キャンプ場でのナイフ。紛失。クリスマスの火事。同級生の妹。中華料理店での対決。あっ、読んだことあると。でも面白く再読しました。本作実写ですれば、達也はへずまりゅうさんを思い浮かべるの自分だけでしょうか?
  • 本性
    序盤のサトウミサキに関するオムニバス形式のストーリー、共通点がチラチラ見えつつも、「サトウミサキ」の正体がわからない。続く後半の刑事パートでは、個々のストーリーが繋がり全貌が明らかに。とても面白いサスペンスでした。
  • 白い闇の獣
    2023.11.03
    救いのない現実だからこそ哀しみしか感じない。自分も40歳のときに授かった子を持つため余計にリアリティを感じる。
    毎日を丁寧に生きていないととんでもない後悔をすることになるとも感じた。
  • 残像
    久しぶりの伊岡瞬ワールド楽しめました。
    登場人物みんなキャラが立ってて、話の展開も面白かったけど、本のテーマはいまいちよくわからなかったかな、、
    あと結構いろいろ詰めすぎた感はあったかも汗
  • 痣

    感想
    ラストは怒涛の展開。関連ないように思われた事件が一つに繋がる。犯人は恐ろしいサイコパス。ある程度若くて意外な関係者と思ってはいたが!?

    リアリティがある分、気分は下がるが面白い。次は警察モノじゃない本を読みたい。

    あらすじ
    捜査一課時代に妻を殺害された真壁は、仕事への情熱も失せ、青梅の分署...続きを読む