残像

残像

1,056円 (税込)

5pt

累計50万部突破『代償』の著者渾身。角川文庫75周年記念、文庫書き下ろし!

浪人生の堀部一平は、バイト先で倒れた葛城をに付き添い、自宅アパートを訪れた。
そこでは、晴子、夏樹、多恵という年代もバラバラな女性3人と小学生の冬馬が、共同生活を送っていた。
他人同士の生活を奇妙に感じた一平は冬馬から、女性3人ともに前科があると聞く。
一方、政治家の息子・吉井恭一は、執拗に送られてくる、過去を断罪する写真に苦悩していた。
身を寄せ合う晴子たちの目的、そして水面下で蠢く企ての行方は――。

暗い過去への復讐を描いた、心震わす衝撃のサスペンスミステリ!


「信頼、裏切り、後悔、敬愛、憎悪、憧れ、友情、希望。
そんなあれこれをぎっしり詰め込みました」
――伊岡瞬

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残像 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    主人公がいつもの伊岡さんの作品には出ないような、笑っちゃう感じの主人公。この主人公だからこそ、重いテーマでも胃もたれせずに読めた。

    物理的な本の半分くらいで先が読めてしまったけれど、それでも飽きずに読み切れるのは、登場人物それぞれの背負うものがきちんと描かれているからだと思う。また主人公の家庭につ

    0
    2024年01月14日

    Posted by ブクログ

    やっぱ、伊岡瞬はすごい。
    うまい!!
    最初は突飛に見えた登場人物が少しずつ人間味を帯び、魅力を持ち、気がつけば引き込まれている。
    一平のように。。
    一気に読み終えました

    0
    2023年10月21日

    Posted by ブクログ

    サスペンスという以外にはどのような作品かいまいち分からず読み始めました。浪人生の一平君がふとしたことから、3人のお姉さん方と少年に巻き込まれていくお話。
    やり取りの描写というか一平君がほんろうする姿が、何とも、面白く楽しめました。夏樹さんとも、もう少し、いろいろあってほしかったなという願望。サスペン

    0
    2024年04月27日

    Posted by ブクログ

    警察ものとは違う伊岡瞬のもう一つの一面。初期作品にあったほっこり系。

    読み始めは正直、ん?物足りない?と思ったものの気がついたら結構な頁が進んでいて、ああさすがだなという読ませっぷり。

    重すぎない展開も案外心地よい。

    他の既刊単行本も早く文庫化しないかなあー。

    0
    2024年04月11日

    Posted by ブクログ

    気分が悪くなるような過激な場面と協力して何かを成し遂げようとしている場面で感情が激しく動いた。

    終わり方がいまいち腑に落ちていないが、読んでいくうちに最初の説明していなかった部分と結びつきとても楽しかった。

    0
    2024年01月22日

    Posted by ブクログ

    出会い/計画と実行/発覚/報酬

    浪人中の一平くん。バイト先で倒れた葛城の帰宅に付き添ったことで出会ったのは、彼の経験の範疇を超えた人たちだった。
    なぜ?なぜ?どうして?どうして?
    そんな思いが積み重なって行く。背景にあったものが表れて少しわかってくる。
    彼女らの選んだ未来が明るいといいなぁ

    0
    2023年12月26日

    Posted by ブクログ

    浪人生の一平は、バイト先て倒れた葛城に付き添って行った自宅のアパートで三人の奇妙な女性と少年に出会う。その女性の一人の夏樹にもうこのアパートに来るなと言われるがその真相とは

    主人公の一平は決して器用でない分、進路のことで父親とも関係が悪い。最初は聞き分けの良くない父親の印象に悪いイメージを持ったけ

    0
    2023年12月24日

    Posted by ブクログ

    あらすじを読んでオモシロそうと感じたので、
    読んでみました。
    スローテンポな展開でしたが、
    2つの関係なさそうな物語の
    繫がりが見え始めると一気に面白くなり
    結末を知りたくてあっと言う間に読み終えてしまいました。

    0
    2023年12月17日

    Posted by ブクログ

    なんか今作はいつもの伊岡瞬作品とは違うような軽いノリだな、と思っていると、そんなに違わない描写が続いて、精神的にダメージを食らう。結局根幹には重苦しいものがあるのは変わりない。主に2つのストーリーが交互に進み、徐々に交わっていく様は先が気になり次々読んでしまうし、ドロドロしたいやーなものを残すかと思

    0
    2023年12月03日

    Posted by ブクログ

    まずは、ひこばえ荘の人たちのストーリーと吉井のストーリーが交互に描かれている。
    どちらの話しもいい意味で伊岡さんらしい気色悪さを感じさせながら進んでいく。
    そして、吉井への脅迫状から一気に両ストーリーが交わっていくのがおもしろかったです。

    0
    2023年11月23日

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