赤い砂

赤い砂

880円 (税込)

4pt

男が電車に飛び込んだ。現場検証を担当した鑑識係・工藤は、同僚の拳銃を奪い自らを撃った。電車の運転士も自殺。そして、拳銃を奪われた警察官も飛び降りる。工藤の親友の刑事・永瀬遼が事件の真相を追う中、大手製薬会社に脅迫状が届く。「赤い砂を償え」――自殺はなぜ連鎖するのか? 現代(いま)を映し出した書き下ろし傑作!

『代償』50万部突破
『悪寒』30万部突破の著者が放つ
感染症×警察小説

国立疾病管理センター職員、鑑識係、
運転士、交通課の警察官――4人の死の共通点は、
「突然錯乱し、場合によっては
他者を傷つけ、最後は自殺する」こと。
彼らに何が起きたのか――?

...続きを読む

赤い砂 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月08日

    ならば、この「アレナ・ルブラ」が宿主の脳を破壊して、別の宿主に広がろうと試みても、不思議なこととはいえないでしょう。一般の人は『宿主を殺してはウイルスだって生き残れない。元も子もないじゃないか』と言います。しかし、死ぬ前に『炸裂』のような行動にでれば、それはそれで伝播のひとつの方法ではあります。21...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月01日

    すごく引き込まれる作品。

    主人公が真面目すぎず人間らしい刑事であり、周囲の人物も“嫌な奴”が居ないので、ストレスなく読めた。

    ウィルスに関係する話であり、出版が2020年であったことから、コロナ禍に考えたのかと思ったら、あとがきで語られた執筆時期で驚いた。

    専門分野への知識が無くても非常に分か...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年12月14日

    初めてコロナが発生した時ってこんな感じだったんだろうなあ、と思える作品。

    ある男がホームに来た電車に飛び込んで自殺する、という衝撃的な場面から物語が始まる。その処理に関わった人間も連鎖的に自殺してしまう。自殺した人間に共通点はあるけど、はっきりした事は言えない。同僚の自殺に納得がいかなかった刑事の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月09日

    最初はえらく突飛な設定かと思ったが、今の世の中絶対にあり得る話しだと思ったし、後書きを読んで20年近く前に書かれた作品だと聞き、そのアイデアの秀逸さに驚いた。
    刑事モノの主人公のすべてを仕事に捧げる使命感には毎度驚かされるが、ホントにそんな感じなのだろうか、と疑問には思う。

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    Posted by ブクログ 2022年10月24日

    かなり前に購入し本棚に長い間放置していた本作…
    このコロナ禍に読むと怖さが増し増し(°_°)
    あえて2連続の伊岡瞬です。

    謎のウイルスに感染、そして死に至ると…
    ウイルス感染・大パニック…なんて内容を想像してましたが違いました_φ(・_・
    「赤い砂」名前も怖い!

    ブク友さんの何人かが高評価だった...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月12日

    伊岡瞬氏による、いわゆるパンデミック・サスペンスというものでしょうか。

    最近では、現実を反映し、ウイルス関係の小説も多数出ていますが、そのかけらもない20年前にこの小説が生み出されたことに驚きます。

    ある男性の電車飛び込み自殺。
    しかし、その電車の運転手、事故を調べた鑑識員、そしてその同僚警官、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月23日

    警察組織、ウィルス感染、専門用語、様々な方向からの思惑が入り乱れ、登場人物多数。

    要素がたくさんあって、ペースが軌道に乗るまでちょっと時間かかっててしまったけど、ペースに乗ったら先が気になって一気読み!!!

    まさか、あの人とそういうことに?!
    そこで終わるんかい!!!

    と予想外なことも多くて最...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年09月26日

    錯乱して自殺にいたるウイルス。
    こんなのが実際に出てきたら恐ろしすぎる。。
    展開が早くてドキドキしながら読んだ。

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    Posted by ブクログ 2023年07月22日

    感染した人を自殺に追い込む恐ろしいウイルス。しかも固形粉末化され、長期保存が可能。液体に溶かせば、感染力を持ったウイルスに戻るという。こんな物が盗まれるなんて、セキュリティ甘すぎ。刑事モノの形をとっているが、永瀬刑事一人で解決って、無理でしょう。などと書いてますが、面白かった。

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    Posted by ブクログ 2023年05月07日

    読みやすかった。
    コロナのときに発刊された本だそうだけど、実際に書かれたのは2000年代前半とか。いまでは常識のウィルスと細菌のちがいも、当時は常識でなかったから説明的に書かれてる。
    恋愛要素も刑事要素も、警察内部の力関係もバランスよく配分されてた本でした

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