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かつてのセレブタウンに引っ越してきた山岸家。中学生の真佐也は、転校前に部活をやめ、以来、学校をサボり、部屋にこもるようになる。けれど、その部屋には小学校からの友人・純二がこっそりと遊びに来ている。心配する母親・裕実子と対照的に、父親・陽一は不在がちであまり関心を示さない。真佐也はある日、家の向かいの公園でうずくまっている少女・あかりを見かける。その少女には怪しげな噂がつきまとっていた。一方、陽一は急に在宅勤務だと言って会社に行かなくなり、裕実子は勤務先の税理士事務所の上司と“残業”という名の密会を続けていて……壊れゆく家庭を描く“危険”なサスペンス長編。
...続きを読むPosted by ブクログ 2023年10月20日
伊岡瞬さんの作品は何冊か読んでいて、帯の文に惹かれて購入
何処にでもあるような少し会話の少ない家族が引っ越すところから話が始まる
なんだか各々が家族には言えない秘密を抱えているようで、身近な生活が目に浮かぶような内容なのでとても読みやすく、中盤からある息の途絶えたある少女発見されてからはストーリ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月26日
なぜか読んでしまう伊岡さんの本。
いつもは、「面白い...のかな...」
と、読み進めていくと、ん?ん?ん?
となり、結局読み切って、なかなか面白かった!
となるのですが、今回は最初から
おっ、おっ、おっ、と読み進んで、最後はスッキリ読み終わりました。
欲を言えば、最後のグローブを落とした後の家族の...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月20日
伊岡さん独特の空気感がこの本にも。登場人物もどこが影があり重い。みんなダークで屈折している人ばかり。これぞ「いやミス」。中学生のまさやは心根が優しすぎたのかな。親ガチャという言葉を思い出した。もし両親が、せめてどちらかの親が違っていたら、全然別の人生だったかもしれない。と思うと人の親となることの責任...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月08日
伊岡瞬作品にハズレなし!
今回は若干のイヤミス感ありつつも,全て腑に落ちて納得いく最後に落ち着いています。
途中からは、どうなっちゃうのかドキドキしすぎて,ラストを先に読みたくなっっちゃいました。
反抗期の少年の危うさや複雑さが痛く,苦しかった。
面白かったー
最後に4回くらいどんでん返しあって、え...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月19日
何だか気味が悪いなと思わせる表紙。そのイメージ通り、何とも読んでいて後味の悪い作品だった。
ある三人家族が新居を構え、そこに引っ越してくるシーンから物語は始まる。
スタートから距離感の感じる家族。不登校気味の息子に起きる出来事を中心に描かれているわけだが、この息子だけではなく何やら両親それぞれもワケ...続きを読む
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