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プロ野球投手の倉沢は、試合中の死球事故が原因で現役を引退した。その後彼が始めた仕事「付き添い屋」には、奇妙な依頼客が次々と訪れて……情感豊かな筆致で綴り上げた、ハートウォーミング・ミステリ。
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Posted by ブクログ
素晴らしかった。 主人公の親友のことは全く気づかなかったので驚いた。 ただヒロインの存在というか好意は、都合のいい少年漫画的だった。 彼女は田中と恋に落ちるべきだったと思う。 普通、無理でしょ。
これまで読んだ伊岡瞬の作品とは違いました。 また違う伊岡ワールドを見た気がします。 後半どんどん物語の世界に引きづり込まれて面白かったです!
伊岡瞬著 145gの孤独 ぽろり涙 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ ミステリー⭐️⭐️ 1.物語のはじまり プロ野球投手。 先発を務める、150キロ本格派投手。 危険球で、相手打者に致命傷をあたえ、 その後、内角攻めができずに引退。 第二の人生で、何でも屋を始める。 ------------ 2.何でも...続きを読む屋の依頼人 ①毎週水曜日。子供の遊び相手を依頼するシングルマザー。 ②終活で蔵書の整理をしようと思い立つ大学教授の独り身女性。 ③認知した子供と、故郷の旅行に同行を、、、と依頼する社長。 プロ野球を辞めざるをえなかった主人公。 何でも屋の仕事に対して、情熱も気力もなし。 ただ、依頼された仕事は、プロとしてやりとげる責任感がある。 そんな主人公の特技は、相手方の気持ち、考えを推察できること。 依頼人の一人ひとりの人生に、自然と向き合うことになる。 ------------ 3.孤独 主人公は、独身である。親しき人もほぼいない。 そう、人間関係は、限定的である。 そう、孤独とも表現できる。 そんな彼が、引退後、145gの硬球を握り、ピッチングの練習を始める。 何のために、、、?。 ------------ 孤独は悪ではない。 その環境が、自身にどのような作用、反作用を起こすのか? その認識が、次の未来をつくる。 ------------ 伊岡瞬さんの作品。 ミステリーが多いなかで、どろどろせず、穏やかに読める作品が、この「145gの孤独」である。 ラストシーンは、ぽろりときた。
プロ野球で活躍していた倉沢 修介。 しかし、不幸な死球事故で相手のバッター共々不幸な人生に。 始めた仕事は、便利屋。その中でも、人に付き添う『付き添い屋』を始めることに。 しかし、奇妙な依頼の数々。 『息子のサッカー観戦に付き添って欲しい』 『フィリピンに帰る女性に成田空港まで付き添って欲しい』な...続きを読むどなど しかし、その依頼には、裏があった、、、 ・第一章 帽子 ・第二章 報酬 ・第三章 記憶 ・第四章 利腕 それぞれ味わいがある作品です。 登場人物の過去が明らかとなり、そして、かつての相手バッターの西野 真佐夫が、実は、、、 これは、驚きでした、なるほど。 最後、ボールが投げられない体となった倉沢。 しかし、何故か気持ちは晴れ晴れとしていた。 彼ら彼女らに幸あれと。
軽〜!なんちゅう… ウェットに富んだ会話っていうんかな?屁理屈多いけど、嫌いではない。むしろ、好き!飄々としてて、実は!って人好きなんで、主人公には好感持てる。実際に隣りにおるとどうなるか知らんけど。 軽口叩く元プロ野球選手、今は、便利屋(兼探偵?)が、付き添い作業とかのトラブルの短編集。短編とい...続きを読むっても、繋がってるんで、テレビドラマ風かな。 でも、人間性か、必要以上に首を突っ込む。それがええ方向に向かって行くんやろうけど、こら、商売には苦労するわ!助けてくれる人には困らん感じやけど。 話的には、それぞれのお仕事のエピソードが繋がって、ラスト!って、まぁまぁ面白かった! 重た〜いのを期待してるとあかんかな。 はじめに「代償」とか「痣」とか読んでると特に。 こんなのもええかな。 どひゃどひゃ♪───O(≧∇≦)O────♪ (文中では、ある人の大笑いを表現してるみたいやけど、笑ってるように思えんわ…)
前半の2章は流行りの作家が書いたお涙頂戴の短編風ですが、よく経験する読んで失敗したと思う薄っぺらさはなく、充実した内容でさすが深いという感じでした。3章以降は雰囲気が一変、いつものサスペンス性が戻ってラストは怒涛の展開。十分に楽しませていただきました。ただ、この小説としては前半、特に最初が良かったか...続きを読むな。ラストも今まで読んだこの著者の作品としては珍しい終わり方でこれも癒されました。
ラストの1ページにじーんときた。 ああ、そういうことだったのか、と驚きの設定もあり。 それを知るまでは、面白くて笑いながら読んでいたので。 伊岡さんの本はとことん残酷な話もいいけど、こういうのもいいな。
だれとも関わりのない孤独ではなかった。 関わろうとしてくれる人は周りにいるのに心を開くことができない本人が閉じているための孤独。表向きは会話もするし推理もするのに閉じている。なんて複雑なおじさんなんだ。 いやいや145g分だけ、関わりきれないってことかも
誰にも、どこにも、属さない、という美学が、心に染みる物語だった。 栄光の日の自分の幻影を無意識に追い続けてしまう。 俺はこんなんじゃなかった。そんな苦しみが心の奥に潜んでるような、人間の醜さを悔やむような思いも、想像してしまう、一冊だった。
元プロ野球選手の男が、便利屋として働きつつも色んなカンで色んな事実を知っていくという話。 「ハートウォーミング」なんてほど甘いもんじゃないほど抱えてるものが物悲しい。 色んな人が主人公に手を差し伸べるんだけど、振り払ってきたっていう一節があって、人間の夢とか失意とか感じてなんとも言えない気分になった...続きを読む。 そういう意味では「145gの孤独」ってとってもいいタイトル。 実は再読なんだけども、主人公が「女が落ちる冗談」をさりげなく言う奴でちょっと好きだったんだなぁと思い出した。 割とシリアス目な話なんだろうけど、主人公の内面の二枚目っぷりと頭の良い冗談を言える感じがライトな印象を残す一冊。 割とこういう話も男も好きです。
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