城山三郎のレビュー一覧
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大切な人と結婚するということは、大切な人を失う覚悟もいるということ。
大切な人を亡くしたらこんな想いになるのかな、と考えさせられたと同時にほっこりと心温まるような作品。Posted by ブクログ -
もっと泣ける本かと思ってましたが、良い意味でほっこりしたあたたかい夫婦のエッセイでした。城山さんが容子さんを見つめる視点がやさしくとろけるようで、最期の別離よりも何気ない日常のシーンで胸を突かれました。Posted by ブクログ
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濱口雄幸、井上準之助の二人の絆を描いた本。どうしても易きに流れる中、本気で日本の未来を考え理想に向かった二人。結果二人は命を落として、日本は戦争へ向かうことになる…Posted by ブクログ
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城山三郎の作品は、好きだった。
久しぶりに城山三郎の読んでみた。
晩年という雰囲気が漂うなかで、どう生きるのか?
を 淡々と 書いているのが実にいい。
私の年齢に近いので、「何をあくせく」という言葉が沁みる。
「なるようにしかならない」
妻を亡くして、そのなんとも言えない悲しみが漂う。
残されたもの...続きを読むPosted by ブクログ -
こういう上司ほしい!組織の上に立つ人、人を使う立場の人には是非読んでいただきたい。
自分はそういう立場にあるわけではないが、真似したい参考にしたいと思えることがいくつもあり、付箋を付けながら読んだ。敵対する立場の人々からも慕われるなんて素晴らしい。(もっとも家族には面倒がられる部分もあったようだが)Posted by ブクログ -
村上水軍の村上武吉は瀬戸内海の海賊の総元締めであり、秀吉が天下を取るまでの時期に毛利のために働く者であった。
しかし、毛利だけでなく瀬戸内海の村上一族のために一生懸命毛利の兄弟たちのように村上の一族も協力し合わなくてはいけないと諭し続けた男でもある。
秀吉が中国攻めをした頃には毛利について毛利のた...続きを読むPosted by ブクログ -
"城山三郎さんの著書からの文書をテーマ別に再編集。エッセイ集のような体裁となっている。
ランダムにページを開いて、1日一節を読むのも良いかと思った。
今開いたページの一節を抜粋する
<不激 不騒 不競 不従>
けげんな顔をする津秋に、ナオミは言った。
「激さず、騒がず、競わず、従わず。おじいさん...続きを読むPosted by ブクログ -
大企業の社長の苦悩、孤独、焦慮、葛藤。
そして、王者の風格、余裕。
派閥抗争。
若手の追い上げ。
目まぐるしくかわる形勢。
スリリングかつ、アグレッシブ。
本格的経済小説。Posted by ブクログ