無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2020年12月30日
面白い!!
「官僚たちの夏」でも感じたことですが、登場人物の躍動感、リアリティを描くのが抜群に上手いです。
単純な善悪二元論、勧善懲悪的世界観ではなく、「それぞれの正義」がぶつかり合い、ハレーションを起こすことで物語がいきいきと進んでいきます。
とても読み応えがあり、経済小説の傑作だと思います。...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月14日
例えが適切ではないかもしれないが、スターリンを彷彿とさせる恐怖政治により地位を築いた藤堂と、運命共同体論をかざし現代的で合理的な経営者である矢吹。時代の流れによって理想的な経営者像も変化すると思うが、何かそれを感じさせるようなストーリーラインであった。最終的な敗者である藤堂自身も非常に個性的で魅力的...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月23日
ビジネスマンなら必ず直面するテーマ「会社は誰のモノなのか?」
1960年代の鐘紡(カネボウ)が題材とのこと。藤堂と矢吹という2タイプの経営者を描いているが、どちらが主役、善玉ということではなく、その対照から考えてみたい。
作中では、矢吹の運命共同体論が藤堂を退けることになったが、カネボウがその後、粉...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年04月03日
経済小説の開拓者、城山三郎。
初めて一冊手にとって読んてみたんだが、
非常に刺激的で面白かった。
家族経営を標榜し、
実際に功績を残し、名経営者だった社長が、
晩年、独裁的なワンマン経営に走り、
落ちぶれていく模様と、
その社長の優秀な腹心でありながら、
最終的には社長を追い落とし、
自らが社長にな...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。