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Posted by ブクログ 2014年04月13日
中高の頃に読解問題で出会ってから、ずっと頭から離れなかった「一歩」だった。
何年も経って、ようやく全てを読むことができた。
「一歩の距離」も「マンゴーの林の中で」も特攻隊を扱った小説だが、どちらも多少の違いはあれど、現実にあったことなのだろう。
そう思うにつけ、一歩踏み出すその覚悟は酷く胸に迫った。...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月11日
「城山三郎」が太平洋戦争末期の若者たちを描いた作品『一歩の距離 小説 予科練』を読みました。
「城山三郎」作品は昨年の夏に読んだ『指揮官たちの特攻―幸福は花びらのごとく―』以来ですね。
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司令は静かな口調で命令した。
「戦局を一変させるべく、帝国海軍...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月26日
「指揮官たちの特攻」と同様に第二次世界大戦の終わり。海軍予科練に入隊した少年に焦点をあてた話。筆者が同様の経験をしており、その視点で書かれた貴重な話だと思います。当時の少年の視点、思考はその時を経験した人でなければ書けないものがあると思います。また、「マンゴーの林の中で」という別の短編もあります。人...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年04月26日
特攻に志願したものとしなかったもの、その間に横たわる「一歩の距離」を中心に、旧軍の無意味な体罰、非合理的な特訓と殉職、若者の純粋な気持ち、そして終戦直後の身の振り方など、あまり特定の思想に偏ることなく、ほぼ予科練にいた主人公(たち)の「見たまま」が淡々と描かれる。
「自分のできることをきっちりこな...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年10月29日
終戦間際の予科練を舞台にした小説。「一歩の距離 予科練」と「マンゴー林の中で」の二本が収録されています。
これを読み終わって知ったのだけれど,作者の城山三郎氏も海軍に志願入隊して,特攻の部隊に配属されて終戦を迎えていた方だったんですね。一歩間違えば,この小説は残されていなかったというわけ・・・。
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