城山三郎のレビュー一覧
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facebookの記事で知り購入。
どれだけ厳しく、勤勉な人なのかと思い読み進めたが、人生に芯・筋が通っており、厳格で正義感があり、かと思えばユーモアと知性も兼ね備え、また勤勉で素直、愛情豊かな方であった。
読み進むにつれて石坂氏の人物像に惹かれていくし、憧れ、理想像であることに確信をもった。他...続きを読むPosted by ブクログ -
中高の頃に読解問題で出会ってから、ずっと頭から離れなかった「一歩」だった。
何年も経って、ようやく全てを読むことができた。
「一歩の距離」も「マンゴーの林の中で」も特攻隊を扱った小説だが、どちらも多少の違いはあれど、現実にあったことなのだろう。
そう思うにつけ、一歩踏み出すその覚悟は酷く胸に迫った。...続きを読むPosted by ブクログ -
就業前の時間に読んで士気を高めていた一冊
男らしい生き方をする人を知り、己を見つめ直す良い機会になった。どんな逆境におかれても男を貫きとおした生き方をしたい。Posted by ブクログ -
長野まゆみさんの『八月六日 上々天気』を読んだ時、はじめて関大尉という人を知りました。
神風特攻隊第一号、関行男大尉。
昭和十九年十月二十五日。その最初の特攻隊員が、零戦に馴れていない転勤間もない艦爆機乗りであったこと、もともと戦闘機乗りとして腕利きの適任者が他にもいたという事実に驚きました。「ど...続きを読むPosted by ブクログ -
子供の頃にNHKのドラマで観た記憶があったので古本屋の店頭で見つけて即買いしました。
時代はグルグルグルグル回りますが、そこに生きている人たちも巻き込まれて右往左往して大変だ。
巻き込まれるより巻き込みたい。
独立した一本どっこの渦になりたいのです。Posted by ブクログ -
「そう」、結局何も残らない。鎧を脱いだ企業戦士は過去を振り返り空しく未来を見つめる。そうでなければ小説にならない。だが「毎日が日曜日」の私は、毎日が楽しいしやりたいことが山ほどある。資金不足が難点だが・・・・・。金くれ!Posted by ブクログ
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商人の角度からの明治維新がわかります。
渋沢栄一の凄さの触りはわかりますが、
もっと、他の本も読んでもっと、
渋沢栄一、
そして、
資本主義の始まりについて勉強したいです。Posted by ブクログ -
一気に読めました。人の浮き世をまざまざと見せてくれ、その中で渋沢栄一の生き方には経済人としてなを残した「格」があります。
現代社会においてこうした人物が出てきてくれることを切に願います。Posted by ブクログ -
日本流通新聞に掲載されたエッセイをまとめた本。(理屈の得失)、(自分だけの時計)、(晴れた日の友)が印象に残った。あとはレオン・ワルラスの「静かに行くものは健やかに行く。健やかに行くものは遠くまで行く」という言葉。すばらしい。Posted by ブクログ
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城山三郎による、石坂泰三の生涯を描いた長編小説。
石坂泰三・・・第一生命、東芝社長を歴任後、高度成長期に長年、経団連会長を務め、“日本の陰の総理”、“財界総理”とうたわれた、気骨ある財界人。
もともとは、土光敏夫の本を何冊か読んでいるうちに、
土光氏が影響を受け、色々教えられた先達として石坂が語...続きを読むPosted by ブクログ -
一つ、一つが、心にずんと響いてくる。
どんどん読みたいけど、
一つ一つ噛みしめて進んで行くのが
心地よい。
いいエッセー読ませてもらいました。
城山先生はほんとすげー。
「静かに行くものは健やかに行く、
健やかに行く者は遠くまで行く」
噛みしめて行きたい言葉があります。Posted by ブクログ