価格破壊

価格破壊

594円 (税込)

2pt

戦中派の矢口は激しい生命の燃焼を求めてサラリーマンを廃業、安売りの薬局を始めた。メーカーは安売りをやめさせようと執拗に圧力を加えるが……大手スーパー創業者をモデルに話題を呼んだ傑作長編。

...続きを読む

価格破壊 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    流通業界のカリスマ中内功さんをモデルにした小説です。メーカーとのし烈な闘いは読む人をは引き込みます。私も流通業界で働く事を夢みてダ⚪エーの入社試験を受けましたか見事にご縁がありませんでした(笑)

    0
    2020年07月15日

    Posted by ブクログ

    流通革命、小売産業などに興味ある人はかなり楽しめて読めると思う。胸が熱くなるシーンが多かった。全てのものは出した瞬間に腐り出している。

    0
    2018年01月31日

    Posted by ブクログ

    城山三郎は明言していないが、主人公のモデルはダイエーの創業者中内功であることが、本書から読み取れる。フィクションではあるが、スーパー「アロー」とメーカーとのせめぎ合いが妙に生々しい。できる限り商品を安く提供することで消費者からの支持を得、事業を大きくしたいスーパーと、取引のルールと価格を守り、ひいて

    0
    2017年08月09日

    Posted by ブクログ

    BtoC (大衆相手)から BtoB(企業相手)の商売に手をだして、本来の才能や神通力などが失われることもある。評判だったお好み焼き屋のオヤジがナイロン工場を始めて失敗する。「大衆は海である。焦れば溺れるが、身を預ければ浮かばせてくれる。機械を相手にせず、大衆相手に生きるべきだった。大衆を相手にする

    0
    2014年05月20日

    Posted by ブクログ

    子供の頃にNHKのドラマで観た記憶があったので古本屋の店頭で見つけて即買いしました。
    時代はグルグルグルグル回りますが、そこに生きている人たちも巻き込まれて右往左往して大変だ。
    巻き込まれるより巻き込みたい。
    独立した一本どっこの渦になりたいのです。

    0
    2013年07月09日

    Posted by ブクログ

    おもしろ!
    「急がなけりゃ、くさってしまう」「何がくさるの」「なんでもくさる。食料もくさる、家もくさる、人間だってくさる」

    0
    2013年04月14日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに驚くほど引き込まれ、一気に読んでしまった一作であった。
    価格破壊というタイトルからは想像できないような奥深さ。主人公のモノ売りにかける執念は、並々ならぬものがあったと思う。
    少しずつ店が大きくなっていく様子も見ていて爽快であった。
    社会に反抗する主人公の姿が今でも心に焼き付いている。

    0
    2011年07月25日

    Posted by ブクログ

    これは、ダイエーの創始者の中内功氏の伝記的小説となっていると思う

    確かに、現代の歴史の中では価格破壊的商法は一時代を築いたのだと思うし
    現在もそのモデルに則って行われているビジネスがあるのだろうが

    その場合、果たしてみんなが幸せになるモデルなのだろうか?
    フェアトレードを最近聴くようなったが、多

    0
    2010年07月25日

    Posted by ブクログ

    名前からして、おもしろくなさそう。経済小説?なんてジャンル、聞くからに興味なかったのですが、一気に読めました。
    城山三郎氏は、やっぱり戦時の荒波にもまれた人なのでしょう。主人公は戦時中の地獄生活に比べればすべて天国だと、逆境に打ち向かっていきます。
    しかし、価格破壊にそこまで入れ込まなくてよくない?

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    戦後のエコノミックアニマルを活写した、ある意味ロビンソンクルーソーのような行動小説。商売繁盛の為の徹底したハングリー精神の出発点は戦場での臨死体験にあるというのがいかにも戦後というべきか。死にそうな思いをした人は強い。
    主人公は信念に突き進んで行く行動の塊で、葛藤らしい葛藤も無いのに対比して、妻や部

    0
    2021年01月20日

価格破壊 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

角川文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

城山三郎 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す