臨3311に乗れ

臨3311に乗れ

495円 (税込)

2pt

戦後の荒廃と混乱の中で、資力もバックも、信用もないが、先見性と野武士的勇断を武器に、新しい世界に切り込んでいった男の集団。幾多の試練を持前の精神力と不可能を可能にする不撓不屈のバイタリティで克服し、ついに日本有数の旅行業社にまで発展させた男の野望と情熱を活写する実録企業小説。

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臨3311に乗れ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     近ツリの社史を、前身の日本ツーリスト社長 馬場勇をメインにして描いた、いわゆる経済小説。著者の入念な資料調査と、機微な人間関係のタッチは良かったと思う。ただ個人的には、宮本常一と近ツリの結び付きについて、もう少し話が聞きたかったところではある。
     観光研究の教科書では、往々にして、「マスツーリズム

    0
    2021年07月17日

    Posted by ブクログ

    日本ツーリスト (現・近畿日本ツーリスト) の創業メンバーである馬場勇の伝記を中心とした、当時の社員たちの活躍を描いた小説。城山三郎著、近畿日本ツーリスト刊行と書いてある。

    終戦間もないころの話であり、旅行業界のベンチャーとして、貸切列車の設定、新たな観光ルート開拓、オンラインシステムの導入など画

    0
    2018年07月26日

    Posted by ブクログ

    近畿日本ツーリストの誕生から現在に至るまでの社史を綴った本。馬場を中心とする社員の仕事への情熱が、本書を通して伝わってくるような気がした。何も持っていなくても、信念と根性で仕事の多くの障害は突破できるのではないかと勇気づけられた。

    0
    2014年10月25日

    Posted by ブクログ

    文字通り死に物狂いで這い上がる、
    現・近畿日本ツーリストの物語。
    労働環境的には問題だと思うけれど、
    「なんかいいなあ」とちょっとでも思ってしまうのはなぜだろう。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    こういうガツガツした感じはいいなあと思う。
    近ツーの社史として書かれた割に、吸収した側の近畿交通社よりも吸収された側の日本ツーリストに焦点が当たっているのは、単純に依頼者が馬場副社長本人だから?
    合併会社が軌道に乗り時が経つと、日本ツーリスト出身の役員はいなくなり、ベンチャーの名残がなくなっていくの

    0
    2019年02月22日

    Posted by ブクログ



    近畿日本ツーリストの創業者、馬場勇。
    社史を基にした戦後企業の物語。
    戦前戦後のこの辺りの起業した男たちの物語は熱いね。現代の日本企業の礎を築いてきたその変遷は、熱っぽくて良い。

    戦後の荒廃と混乱の中で、資力もバックも、信用もないが、先見性と野武士的勇断を武器に、新しい世界"旅行代理

    0
    2018年12月14日

    Posted by ブクログ

    サクセスストーリーに登場する人物は押しなべてこのような人たちである。唯一無二と己を信じ、遮二無二突き進み常識外の馬力でやり遂げ、そして周囲からは煙たがれる。
    だから、失敗したものは変人扱いとなる。常識の枠を超えられない者には大願成就は夢の又夢。

    0
    2017年05月01日

    Posted by ブクログ

    近畿日本ツーリストの創業から発展を描いた小説。

    足元固めるのが下手だが、誰よりも夢を持ち馬力を持つ主人公、馬場さんの生きざまはまさにベンチャーの社長という感じである。

    日本ツーリストは近鉄の子会社である近畿交通社との合併で発展する。今まで弱かった経理が強くなったのが一因であろう。

    やはり、守

    0
    2011年09月19日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公も面白い人だなぁと感じたが、近鉄本社の佐伯勇社長の先を見る目もさすがにすごい。そのときに儲からなくても、将来大きな仕事のニーズが出てきそうな部門をどう辛抱強く持ち続けるかという点がすごい。評価、評価のこのごろとはちょっと違う...かな。

    0
    2012年10月01日

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