生きる──どんなにひどい世界でも作品一覧

  • 生きる──どんなにひどい世界でも
    5.0
    「一人で死ねばいい」そんな言葉が飛び交う今に送る一冊。 生きづらさの正体は何なのか──。 現代社会の病理はどこにあるのか──。 脳科学者と臨床心理学者の対話と考察から、 「いのち」が動きはじめ「世界の見え方」が変わります。 《プロローグ》 生きることを照らすために 茂木健一郎 君に生きていてほしい 長谷川博一 ■第1章■なぜ この世界は生きづらいのか 「生きづらさ」はどこから来るのか? どの記憶にアクセスするかで人格は定義される 人を分類することが「生きづらさ」につながる 大事なのは見立て後の「寄り添い」 カウンセラーは魔法使いではない 「異質な他者」への攻撃はなぜ起こるのか 附属池田小事件の宅間守との接見でわかったこと 人間に自由意志などない? ■第2章■なぜ ありのままで生きられないのか スタンダードな「世間」と自分の立ち位置 社会のど真ん中にいる人も苦しさを抱えている カウンセリングの目標は「自己受容」 すべての「個性」はフラットである 特殊な能力をもっている子もそうでない子も全く対等 自分の人生の中では誰もがみな主人公 「自己受容」と脳の関係 ■第3章■なぜ 社会や世間に追い詰められるのか SNSでの攻撃は個人的な「怒り」の投影? 理屈は感情を「後追い」する 「人間」への興味が薄れる時代 何者でもない自分が許されにくくなっている 社会の中でのポジションは自己肯定に必須? みんな、なんのために「ちゃんとしてる」の? 「ゲーム」依存は病気で「将棋」依存が病気じゃないのはなぜか プリンシプルよりも世間の空気が優先される日本 原石のような子どもたちと、彼らを取り巻く「リアル」 今、世界はスマホの向こうにある 《モノローグ》 忘れている「自分」と結び合う 茂木健一郎 苦い思い(カウンセリングの現場から) 長谷川博一 ■第4章■これからの世界はどう変わるのか 歪んだ社会を生きる子どもたち 人間のポイント化と人工知能による選別 究極の人工知能は揺らげない 科学が扱えるもの、科学では扱えないもの メッセージ・イン・ザ・ボトル ■第5章■新しい世界を生きるために 今いる場所で何ができるのかを考える アインシュタインの「弱さ」は誰も責められない 子育ての最大の目的は、親の影響が0に近づくこと? 私たちの脳はいつだってやり直せる ピッチの上を必死で走り回るように生きたい 《エピローグ》 人生が虚無だとしても 茂木健一郎 決めてしまわないこと 長谷川博一

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