西暦2017年作品一覧

  • 夜想交叉路
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    この刹那と闇の時代に、百年を見渡す物語が、京の町角から現れた。 それは、身近な家族の物語であり、また「この先はどうなる」と引っ張られ、 若い世代もぐいぐい読める、食いつきのいい物語だ。 時は、たった今の令和の時代への渡り廊下のような一夜。  平成の終わりだけが告げられ、次の時代が令和となることはまだ分からないという平成29年、西暦2017年の12月だ。翌々年の5月には令和の世となる一歩前である。  場所は古都の没落した家、そこで始まった何気ない夜に、百年を見渡す物語が、思いがけず隠れていた。蔵の財産をすべて捨てるというユニークな直接行動をとる祖母が、ほんとうは日本人と日本社会の闇と格闘する日々を重ねてきた。それを29歳、みずからも苦しみのただ中に居る男子の手で明らかにする姿を、意識の流れと呼ぶべき手法も用いて劇的に、哀切に、そして平易に、語り尽くす。 深まる闇の時代を一体どうやったら生きられるのか。 胸に染み入るその答えがここにある。 百年を見渡す日本にしかない物語。
  • カニメガ大接戦!
    3.5
    時は西暦2007年。複数の雑誌をまたいで連載を続けてきた『カニメガ大接戦!』シリーズは、諸般の事情により連載が中断、ラスト3話を残したまま未完の状態にあった。 読者は、カニメガとペンギン番長の最終決戦をまえに期待感が最大まで高まったままで、連載再開を待ち続ける。 しかし、その後『火星ロボ大決戦!』そして『健全ロボ ダイミダラー』により一躍人気者になった作者は、『カニメガ』を完結まで描くタイミングを失う。 西暦2014年、『カニメガ』はハルタ15号の付録として全話再録されるも、やはりラスト3話までの執筆には至らず。戦いの決着については「いずれハルタ本誌にて掲載される予定がある」とだけ、アナウンスされたのであった。 予定は未定、というし……。なかま先生も、いまは人気作家のひとりとして新作の執筆依頼も絶えないだろうから……。読者の期待感は、やがて飢餓感へと変わりつつあった……。 ところが! それは西暦2017年の初夏! 突如としてハルタ本誌に「短期集中新連載! 『カニメガ大接戦!』」の文字が躍る! そう! 10年の時を超えて『カニメガ』たちは帰ってきた! 物語を完結へと導くために、ラスト3話は描かれる。そして、最終話までを収録し、いま、単行本の発売が決定! ここに人類とペンギン帝国との壮大な「ペンギン・サーガ」が幕を閉じるのであった!!  さあ! 心にペンコマを宿すすべての民よ! グレート・イベントを見届けた歴史の証人になろうではないか!

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