放送 禁止 歌作品一覧

  • 『イムジン河』物語
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    1巻1,540円 (税込)
    ザ・フォーク・クルセダーズのレコード発売中止騒動から半世紀。当事者が明かした「本当の舞台裏」。歌の復活劇を描く渾身のドキュメント! 母国「北朝鮮」で忘れ去られた歌に命を与えた日本人、魂を揺さぶられた拉致被害者、数十年も「闇」に閉じ込められた歌は放送禁止歌ではなかった……。貴重な写真と楽譜付。 きたやまおさむ(北山修)の想い、「南北統一」の願いを詞に込めた松山猛、金正日の前で歌った韓国の歌手・キム・ヨンジャ、映画「パッチギ !」での復活、桑田佳祐らのCD化、この歌に生涯をかけた在日コリアンの音楽プロデューサーの証言……。
  • 千代田区一番一号のラビリンス【電子改訂版】
    5.0
    1巻2,420円 (税込)
    皇室を巡るタブーに一石を投じる「問題小説」。 主人公のドキュメンタリストは、天皇の生の言葉を引き出したいという熱情に突き動かされ、象徴天皇制の本質に迫る番組企画を立ち上げた。 そして、ついに企画実現の突破口を探り出す! 平成の世。天皇ご夫妻の日常生活をドキュメンタリー作品 として記録したい。ある映画監督の宿願をこの物語に託す ! 【目次】 プロローグ「タヌ吉はまた別よ」 1 日比谷通りの交差点「今の天皇に似ている人か」 2 ブリトーとランチ「穢れが感染るから」 3 信号はいつも青「もちろん理由は知っています」 4 実家に掲げられた写真「だから燃えるゴミよ」 5 御所のラビリンス「ちょっと様子を見てこない?」 6 デートの夜「性欲はあるの?」 7 床の穴「触らなければ扉を開けられない」 8 憲法一条「おまえはこの企画の提案者じゃないか」 9 再会「ごたごたうるさいよ」 10 タブーを撮る「断言するけど数字は絶対にいい」 11 百十三年目の直訴状「つまりメイキングを軸にする」 12 隣室のゴソゴソ「私たちは何の音を聞いたのかしら」 13 一般参賀「あなたは秋篠宮殿下かしら」 14 過程を撮る「愛されているよ」 15 阻もうとする人たち「だからタブーなんだよ」 16 一般参観の午後「ケガレ思想だと思うよ」 17 会えるかもしれない「だからご会釈願うだってば」 【著者】 森達也 1956 年広島県呉市生まれ、映画監督・作家。明治大学特任教授。1997 年ドキュメンタリー映画「A」を公開。その後、「A2」「FAKE」「i-新聞記者ドキュメント-」等の監督を務める。著書『「A」撮影日誌』(現代書館)、『放送禁止歌』(知恵の森文庫)、『下山事件(シモヤマ・ケース)』(新潮文庫)、『いのちの食べかた』(角川文庫)、『死刑』(朝日出版社)等多数。
  • FAKEな日本
    3.7
    平成も終わり、安倍政権も終わった。しかし、忖度社会は続く。 ドキュメンタリーとは、抗いである。 タブーに抗い続ける監督のルポ&インタビュー! 平成という時代が終わり、安倍長期政権も終わった。 しかし、報道をはじめ、表現の自粛と萎縮は終わることなく続いている。この三十年で、その波は高く、強くなったのか、それとも……。 天皇、放送禁止歌、オウム、オカルト、小人プロレスetc。 撮影したいテーマはことごとくタブー視され、発表媒体が限られていく中でも、作品の力で“空気”を吹きはらってきたドキュメンタリー監督が、自粛と萎縮の正体を探る! 森監督作品のテーマを軸に、時代の表現者たちと「日本」を斬る!! 『放送禁止歌』×ピーター・バラカン(ラジオDJ、ブロードキャスター) 『ミゼットプロレス伝説』×日比野和雅(『バリバラ』初代プロデューサー) 『幻の「天皇ドキュメンタリー」』×松元ヒロ(お笑い芸人) 『A』『A2』×有田芳生(ジャーナリスト、参議院議員) 『未完の「北朝鮮ドキュメンタリー」』×若林盛亮(「よど号ハイジャック事件」実行犯) 『FAKE』×長野智子(ニュースキャスター) ※本書は2017年に小社より刊行した『FAKEな平成史』を改題の上、加筆修正したものです。 【目次】  文庫版まえがき  まえがき 第一幕 疑似的民主主義国家ニッポン――『放送禁止歌』 第二幕 差別するぼくらニッポン人――ミゼットプロレス伝説 第三幕 自粛と萎縮に抗って――幻の『天皇ドキュメンタリー』 第四幕 組織は圧倒的に間違える――『A』『A2』 第五幕 平壌、かつての東京との交信――未完の『北朝鮮ドキュメンタリー』 第六幕 正しさこそが危機を生む――『FAKE』  あとがき  文庫版あとがき  解説
  • フェイクニュースがあふれる世界に生きる君たちへ 増補新版 世界を信じるためのメソッド
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    そのニュース、疑わなくてもいいですか? 映画「FAKE」や新作「i-新聞記者ドキュメント」でメディアの本質を暴露し続ける著者が、ポスト真実の時代にますます必須のメディア・リテラシーをわかりやすく解説。「よりみちパン!セ」シリーズ『世界を信じるためのメソッド』に、SNSの影響など今日的話題を加筆。親子でフェイクニュースに強くなれる1冊。 【目次】 第1章 ニュースは間違える •連想ゲームをしよう •戦争とお菓子の値段 •メディアが間違うとき •無実の人が犯人に • 間違いを信じないために 第2章 ニュースを批判的に読み解こう •丸呑みしないで、よく嚙もう •リテラシーって何 • 星の王子さまも注意していた •戦争も起こせる •クウェートの少女と水鳥 第3章 きみが知らないメディアの仕組み •僕がクビになった理由 •ニュースの価値はどう決まる? •「わかりやすさ」のトリック •「撮る」ことは「隠す」こと •中立って何? •両論併記って何? •多数派はなぜ強い? 第4章 真実はひとつじゃない •メディアは最初から嘘だ •ヤラセと演出 •ニュースのうしろに消えるもの •市場原理とメディア •メディアはあおる •思い込みを変えるのもメディア 第5章 フェイクニュースに強くなるために •世界から見た日本 •北朝鮮の新聞 •平和の歌が放送禁止になるとき •フェイクニュースがメディアを変えた •メディアと僕らは合わせ鏡 •どっちが嘘なの? 【著者】 森達也 1956年広島県生まれ。映画監督・作家・明治大学特任教授。98年、オウム真理教のドキュメンタリー映画「A」を公開。2001年、続編「A2」が山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞。11年に『A3』が講談社ノンフィクション賞を受賞。著書に『放送禁止歌』『死刑』『いのちの食べかた』『FAKEな平成史』『ニュースの深き欲望』他多数。
  • 桃太郎は鬼ヶ島をもう一度襲撃することにした
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    世の中の「グレーゾーン」に切り込む著者が、古今東西の名作物語をパロディ化! ●鬼ヶ島に2度目の“襲撃”を試みる、自称ジャーナリストの桃太郎 ●最近スマホを購入した、「オオカミがでたぞ!」で有名な羊飼いの少年 など。 誰もが知っている15の物語をパロディ化しつつ、いまの日本の闇、問題点を痛烈に浮き彫りにする。 毒と風刺とユーモアが効いた「現代寓話集」。 ―― 読み始めるととまらない――! “視点”が一新される全15話 第1話 鬼ヶ島再襲撃 第2話 石のスープ 第3話 子供たちが屠殺ごっこをした話 第4話 雪女 第5話 ミダス王 第6話 オオカミと少年 第7話 パンドラ 第8話 金の斧 第9話 ハーメルンの笛吹き 第10話 注文の多い料理店 第11話 不思議の国のアリス 第12話 イザナギとイザナミ 第13話 アリとキリギリス 第14話 オオカミと七匹の子ヤギ 第15回 漁師とおかみさん  【著者プロフィール】 森達也 (もり・たつや) 1956年、広島県生まれ。 映画監督・作家・明治大学特任教授。 オウム真理教信者達の日常を映したドキュメンタリー映画「A」を公開。 ベルリン国際映画祭などに正式招待される。 続編「A2」では山形国際ドキュメンタリー映画祭において特別賞・市民賞を受賞。 2016年、作曲家・佐村河内守氏に密着・撮影した「FAKE」も大きな話題に。 「i-新聞記者ドキュメント-」は、キネマ旬報ベストテン(文化映画)1位を獲得。 作家としては、2010年に刊行した『A3』にて第33回講談社ノンフィクション賞を受賞。 他、著書に『放送禁止歌』(知恵の森)、『ニュースの深き欲望』(朝日新聞出版)、『ドキュメンタリーは嘘をつく』『死刑』(ともにKADOKAWA)、『「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と叫ぶ人に訊きたい』(講談社)など多数。

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