凱旋門と活人画の風俗史 儚きスペクタクルの力 講談社作品一覧

  • 凱旋門と活人画の風俗史 儚きスペクタクルの力
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    古代ローマに倣うように、ルネサンス宮廷に甦る仮設建築の凱旋門。それは入市式における君主の行列を迎える舞台、またメッセージを伝える大道具として機能し、さらに「生きた人間による絵画」の展示を加えて、大がかりな演劇的空間を作り出した。束の間の宮廷祝祭を彩った凱旋門と活人画は、その後、国民国家の記憶装置あるいは上流社会の娯楽としての道を歩みやがて明治日本にも伝来し独自の変容を遂げてゆく。
  • 正解のない絵画図鑑
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    MoMA(ニューヨーク近代美術館)に学んだ 最新の絵画鑑賞メソッド“対話型鑑賞”を取り入れた、 子ども向けの新しい絵画図鑑! 本書は小学生向けの絵画図鑑です。世界の名画31点をひとつひとつ鑑賞しながら、アートのおもしろさに触れていきます。 最大の特長は、MoMA(ニューヨーク近代美術館)に学んだ “対話型鑑賞”のメソッドを用いていることです。対話型鑑賞とは、鑑賞者主体の美術鑑賞法です。複数名で絵をじっくり見て、鑑賞者同士が互いの感想や意見を尊重しあいながら発言し合います。 本書では、絵画を見るときに、解説を読むことだけに気を取られず、自分が感じたこと、思ったことを大切にしながら、絵とじっくり向き合うことで得られる、楽しさや人間力を伝えています。 キャラクターたちと一緒に絵を見ながら、いろいろな絵の見方を学べるとともに、やさしい言葉で書かれた美術の知識も身につくので、美術学習書としても充実した内容です。 【この本の特長】 ●やさしい文章で表現し、かわいいイラストがいっぱい。絵本のような感覚で楽しく読めます ●色や形、テーマなど、絵画鑑賞にあたっての多角的な視点が身につきます ●作品や画家について、研究でわかっている情報を記載しています ●絵画鑑賞の体験を通して、豊かな感性をはぐくみます ●美術のプロが、執筆・監修しました 〈紹介する作家〉 モネ、ダヴィンチ、ゴッホ、ムンク、ローランサン、雪舟、葛飾北斎、草間彌生 ほか全31名 【対象年齢】 小学3年生頃から 【著】鮫島圭代(さめじま・たまよ) 美術ライター、翻訳家、水墨画家。学習院大学美学美術史学専攻卒。英国カンバーウェル美術大学留学。美術展の解説・音声ガイド・図録、美術書・教材、雑誌・Web記事の執筆・翻訳を手がける。著書『コウペンちゃんとまなぶ世界の名画』(KADOKAWA)、訳書『ゴッホの地図帖』(講談社)、『新版画の世界』(PIE International)ほか多数。https://www.tamayosamejima.com/ 【監修】京谷啓徳(きょうたに・よしのり) 学習院大学文学部教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。東京大学助手、九州大学大学院人文科学研究院准教授を経て現職。専門は西洋美術史。主な著書に『ボルソ・デステとスキファノイア壁画』(中央公論美術出版)、『もっと知りたいボッティチェッリ』(東京美術)、『凱旋門と活人画の風俗史 儚きスペクタクルの力』(講談社選書メチエ)などがある。

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