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  • エリート弁護士の囁きはこじらせ女子を素直にする
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    司法修習生の美紀の指導担当・友則は、およそ弁護士らしからぬファッショナブルなスーツに身を包んだイケメン。同期からうらやましがられたものの、遊びもおしゃれも排除し、ひたすら優秀な弁護士になるため頑張ってきた美紀の目には、軽薄に映っていた。しかし、日々友則と接していくうちに、美紀の心は彼の気遣いや心構えなどによって塗り替えられてゆく。そして尊敬すべき存在だと自覚した時、自分の未熟さを痛感。自信が音を立てて崩れ落ち、友則の腕の中で泣きじゃくってしまう。そんな美紀を友則はそっと抱きしめ、そして額にキスを――え? キス? だが美紀は、そのキスの意味を励ましだと言い聞かせる。なぜなら友則にとって自分は単なる修習生でしかないはずだから。恋心を押し込めようとする美紀の前に現れたのは――
  • 傾城の姫は生真面目な婚約者に溺れる
    3.7
    秋津国はアルビオン王国との婚姻による結びつきを決め、太守家の娘、雪代を送り込む。麗しくたおやかな雪代は、実は裏の教育を施された傾城の姫であった。雪代は政略結婚の相手であるジェレミーを虜にしようとするが、彼に心惹かれるあまりうまくいかない。一方、ジェレミーもまた、雪代の少女のような愛らしさに戸惑い、どう接していいのかわからず困惑していた。互いに相手を想いながらも本心に気づかず、己の役目を果たすことを迫られて苦しみ、すれ違う毎日。さらには秋津国の外交特使の鶴木が現れ、雪代の体たらくを責め、ジェレミーに雪代が気に入らぬなら取り換えると言って揺さぶりをかけてきて――

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