国内文学 - 新葉館出版作品一覧

  • 川柳作家全集 赤松ますみ
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    1巻880円 (税込)
    川柳文学コロキュウム代表として、女性作家を代表して、川柳界を牽引する著者の第4句集。「薔薇のアーチ」「水を足す」「波の音」の3章構成。 《ぽつんと雨 モノクロになる水面》 《ワンコインで凌ぐこの世の吹きだまり》 《まだ青い果樹園のある行き止まり》 《下り坂正気に戻る時間です》 《磨かれてますます罪を深くする》 《花の色盗んでくちびるを飾る》 《にっこりと笑って海にしてしまう》 《泣いている部分をなぞる世界地図》 《美しい曲がり具合になってゆく》
  • 川柳句集 ありがとう有り難う
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    1巻880円 (税込)
    時事川柳のエキスパートであり、川柳路吟社幹事、横浜文芸懇話会幹事等で活躍する待望の第4句集。 「冬の雨」「春日和」「夏景色」「秋遍路」の4章構成は「私の人生は、厳しい冬から始まった」と記す著者の人生と重ね、敢えてこの順に編まれた。 《胃に米がある幸せがイロハのイ》 《つまずいた石としばらく話し込み》 《生きざまは見られたくない足の裏》 《かあさんの顔を見たくて目をつむる》 《骨壺へもぐる最後の隠し芸》 《この指にとまって幸せだったかい》
  • 川柳句集 やまびこ
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    1巻880円 (税込)
    鍛えぬかれた人間力と磨きぬかれた洞察力、研ぎ澄まされたユーモア。九州のユーモア川柳作家の雄として佐賀番傘川柳会、番傘川柳本社、わかば川柳会等で活躍する著者の第2句集。 「好奇心」「急がない旅」「お魚の意見」「信号青になる」「花の八合目」の5章構成。 《母を看るゆっくり鯛の身をほぐす》 《命より大事なメモが見当らぬ》 《くどいほど愛情運を聞いている》 《温めた夢へ信号青になる》 《どんちゃん騒ぎしてよ私が逝った時》
  • 川柳句集 川柳三味II
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    1巻880円 (税込)
    昭和期の川柳黄金時代を創った六大家の一人、川上三太郎を創始者とする大結社・川柳研究社の代表を務める著者。千葉県川柳作家連盟会長、(一社)全日本川柳協会理事などの要職で活躍。 1999年「川柳三味」、2010年「川柳作家全集 津田暹」に続く第3集。 《真実は一つチワワの眼は二つ》 《花束の似合う男は信じない》 《一列に並ぶとゼロも怖ろしい》 《天国も地獄もきっと高齢化》 《君と居て何度もできる宙返り》 《快感と言えば背中を掻くくらい》
  • 川柳句集 2010年
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    1巻880円 (税込)
    一途な純粋さで「私」の川柳を右手に、時事川柳を左手に川柳の道を究めんとする著者の渾身の第1句集。「よくわかる上に語彙が豊かで表現が適切」と川柳瓦版の会・前田咲二会長が絶賛する作品を「沙羅の花」「豆の蔓」など6章に収録。 《曼珠沙華自分に嘘をつきとおす》 《さみしさが溜まり半開きになった》 《約束のように桜が咲いている》 《一人称ばかりがせめぎあうコップ》 《止まってはいないわたしのなかの水》 《遮断機の向こうはきっとわらべ歌》
  • 川柳句集 平成二十五年
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    1巻880円 (税込)
    透徹した眼と洗練された言葉、清純簡潔な表現が織りなす待望の第六集。 「川柳の理論と実践」の著者で、「川柳マガジン」に「名句を味わう理論と鑑賞」を好評連載中の著者が平成元年から五年ごとに刊行する川柳句集。 《上品に飲むと悪酔いしてしまう》 《用済みの包丁すぐに仕舞うべし》 《七十歳あたりで分かる砂の味》 《志望した通り無職のおじいさん》 《引きだしの奥も年寄りじみてきた》 《ライバルに拍手するのも修行なり》 《あとはもう酒喰らうだけ午後七時》
  • 川柳句集 合わせ味噌
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    1巻880円 (税込)
    息をするように、歌をうたうように自然と生まれる著者の飾らない17音の旋律。淡々と喜怒哀楽が盛り込まれた人生の達人が詠む川柳。つくばね叢書シリーズとして刊行。 《回り道した分 花もたんと見た》 《頬ずりをしてから孫は近寄らぬ》 《ご先祖はイケメンだった肖像画》 《親の脛齧る前歯が生えてきた》 《クラス会僕が一番若いかな》 《ヒマだからなんていうのが来て困る》 《お別れと思って来たな見舞い客》 《やわらかい手だなお金は貸すまいぞ》 《清濁を合わせ味噌して老いの味》
  • 川柳句集 夜明け前
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    1巻880円 (税込)
    女性して、人間として奥底で燃える情念の世界を余すところなく17音で綴った激動の人生譜。豊橋番傘川柳会会長、番傘川柳本社同人を務める著者が22年間に詠んだ作品を「金粉」「陶酔」「秘密」など全10章に収録。 タイトルは平成9年全日本川柳三重大会入選句《夜明け前確かに聞いた銭の音》より。 《いい女だったと過去になる私》 《土下座した土の匂いを忘れない》 《捨て台詞拾い集めてまだ憎む》 《離婚する勇気ください子がいます》 《惚れてたは再び恋ができぬほど》
  • 選者のこころ
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    1巻770円 (税込)
    川柳選考の教科書。 川柳界の第一線作家であった著者が丁寧に綴る、選考者の心構え。もちろん実践、選考としてのあり方なども丁寧に説く。 投句者にとっては、選者のこころを知ることができ、逆入門書ともしても読める好著。
  • ユーモア川柳傑作大事典
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    日本唯一の川柳総合雑誌「川柳マガジン」の「笑いのある川柳」欄に寄せられた約5万句の中から、ユーモア川柳の大家・今川乱魚がセレクトした3352句を39のテーマ別に収録。 コンパクトな文庫版に珠玉のユーモア川柳が詰まったマスターコレクション。 《女偏考えたのは男だな》 《病み上手哀れな声で妻を呼ぶ》 《結婚記念樹別れてからもよく伸びる》 《クラス会見栄には見栄で立ち向かう》 ほか。
  • 課題別秀句集 川柳歳事記
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    俳句の歳時記に存在にあたる「川柳歳事記」は川柳人必携の一書。本書はその第一弾。 川柳総合雑誌「川柳マガジン」が全国の川柳句会・大会の上位入選作品を厳選し、課題別に編集した川柳版の歳事記。収録句数6045句、課題数2015題。 入門書より手軽で実践的で即戦力に。これ一冊で全国川柳界の作品の傾向と対策が学べる。

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