胸に痛みを感じ、しこりを発見。結果は良性だったが、出産後も母乳はうまく出ず、姑には「なさけないおっぱい」と言われ――

「ブランドショップでVIP扱いされるのってサイコーっ！」 最新作のブランド品を身につけることが生き甲斐の主婦。 ところが夫が左遷され、思うように買い物ができなくなってしまった。 …そうだ！ 買えないなら作ればいいじゃない！？ 暴走する欲望の果てに待ち受けていたのは…？ ＜原題：特別な私～ブランド依存女の闇～＞ 身の程知らずの見栄の代償を描く小佐野かや+唐沢野枝のタッグによる傑作編！ ※本作は雑誌「家庭サスペンス」「嫁と姑DX」等に掲載されていた作品を再編集・改題したものです。重複購入にご注意ください。

―余裕だった。沼にどっぷりハマるまでは…― 不倫がバレて以来、逃げるように実家を離れ東京の病院で働きはじめた篠田美月は、同僚から大人気漫画のミュージカルに誘われる。 『好きな作品の実写化舞台？絶対残念な結果になるに決まってるし、正直全く興味ない…』 しかしそんなネガティブな彼女のイメージは、若手2.5次元俳優・橋下流星の演技によって大きく裏切られた。 胸の高鳴りが抑えきれない美月は、彼のSNSを調べていく途中で新着コメントにいち早く反応。 本人から返信をもらったことで、他のファンから妬みと賞賛を受けながら、更にのめり込んでいく。 もっともっと、彼に私を見て欲しい！そのためならお金なんて惜しくない！ プレミア価格のプレゼントも、舞台の全ステも、関連グッズも…この笑顔のためならいくらだってつぎ込める…！ ただ…それだけでよかったのに…。 実力派・池田ユキオが描く、男(アイドル)と女(ファン)の泥沼炎上地獄！

「この世界はもう終わってしまうんだ」20××年世界は何の前触れもなく滅亡へ走り出した。人口は減り、空気は汚染されて特殊な防塵服がなければ外に出られなくなってしまった。僕は彼女にそんな嘘をついた。彼女はそれを信じて、ボロアパートで、ばかげた話を信じて、偽りの配給をもらいに行く僕を待っていてくれる。こんな生活を続けて1年、本当はキラキラした世界に生きていた彼女を、冷凍食品の仕分けのバイトで支え続けてきた。でも、彼女は本当に僕の嘘を信じているのだろうか？