少年・青年マンガ - 日野日出志 - グループ・ゼロ作品一覧

  • 怪奇のはらわた 1
    完結
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    むかし、さる国のあるところに四季の迫った動物が集まるふしぎな沼があった。人々はその沼をねむり沼とよんでだれひとり近づくものはなかった。そのねむり沼の近くの村に、蔵六という一人の農夫が住んでいた。蔵六の顔一面に……毒キノコのような七色のできものが吹き出したのは、村の桜も満開のころであった……(収録作『蔵六の奇病』より)ホラーコミックの巨匠・日野日出志が送り出した、傑作短篇集! 他に『幻色の孤島』を収録。
  • 怪談
    完結
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    現在からもう300年ほど昔のこと。中川佐渡守という大名の家来のひとり、関内という若侍が居た。桜の花が満開の時期のある日、お花見の席で関内がお茶を飲もうとしたとき、茶碗の水面に不気味な男の顔が映っている事に気付く。背後には誰もおらず、勿論自分の顔でも無い。気味悪がりつつも一気に飲み干す関内だったが、その日の夜に彼の枕元に茶碗の顔そっくりの幽霊・式部平内が出現して…!小泉八雲の代表作をホラーの重鎮・日野日出志が漫画化した怪奇短編集。「茶わんの中」「耳なし芳一」「ろくろ首」「雪女」の4編を収録。
  • 餓鬼地獄 1
    完結
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    決して近づいてはならないという桜の森。そこには桜姫という美しくも恐ろしい妖魔が住んでいて、近くを通った人間を森の中へ呼び込んでは殺していたという。だが魔物を信じない太郎は、いつの間にか森へ迷い込み、あまりの美しさに奥に行って桜姫に見つかってしまう…… 「花ざかりの森」をはじめ、餓鬼に襲われ毒を受けた娘の「餓鬼地獄」を収録。日野日出志の恐ろしくも幻想的な作品集。
  • 恐怖怪談!! ぼくらの先生 1
    完結
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    学校中から慕われている大仏先生。その周りでは何故か不可解な出来事が多かった。それでも生徒たちは先生に信頼をよせて、先生自体もより良い先生であろうとしていた。だが、大仏先生の過去には恐ろしい秘密があった……。表題作「ぼくらの先生」をはじめ、ナマズを寄生させて共生し利益を得ている少年の「おーいナマズくん」など日野日出志先生の魅力あふれる怪奇ファンタジー作品群。
  • ミイラの魔境 1
    完結
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    僕が仕事で大陸書房から『大陸謎シリーズ』の中の一つとしてミイラに関する話を劇画化してくれという依頼があったのは夏も暑い盛りの頃だった。題材の面白さにひかれ二つ返事で引き受けてしまったが僕自身、肝心のミイラに関する知識がほとんどない事に気が付いた。そこで編集担当者が資料に置いていった資料本を寝る前に読んでみる事にした。ミイラの歴史、宗教的な意味合い、その土地独自の習慣、製造方法をはじめ、さらにミイラの呪いなどの事例を読み解くうちに、いつしか部屋の空気が変化した事に気が付いた。さらに真夜中だというのに部屋の扉をノックする音が……。とある作家の体験した不思議な冒険を描いたミステリーコミック!

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