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  • かっこの家出宣言
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    茶の間のおぜんの上の小さな紙きれ。それは、十歳の少女・貴子こと「かっこ」が書いた家出宣言の手紙でした。いつも命令ばかりするお兄ちゃんとお姉ちゃんをおどろかせようと、一大決心をしたのです。手紙を読んだお兄ちゃんとお姉ちゃんのあわてているすがたをそうぞうして、どきどきわくわくするかっこ。はたして……!? 少女のある一日が懐かしく温かく描かれた絵本。
  • 狛犬
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    漆黒の夜の山、野獣のにおいに混じって人間のにおいがする──「この小さな山の中も自然の摂理に基づき、弱肉強食により存続し生かされている。けれども、必ず守らなければならない命がある…『この子だ』」 とある施設に暮らす13歳のカイ君は、お母さんと施設の園長先生以外には心を閉ざしていたが、ある日、うら山に入って行方をくらましてしまった。彼を守った動物とは……。
  • しとしと
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    1巻704円 (税込)
    ……トラが大きなあくびをしました。/熊が大きなあくびをしました。/あくびの連鎖が始まって、/それはいずれ人間の世界へと続きます。(「あくび」より)。人間だけでなく、トラや熊、カラスなど、この世界で同じ時を過ごすものたちの目を通し、しいたげられている弱者へのやさしさ、そして悲しみを乗り越えて生きる力強さを詠み上げた詩19編。

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