高木裕里 - オフィス漫作品一覧
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4.3家族の愛情にめぐまれず、バイト先のオーナー・神津に父性に似たものを感じている主人公・太一。神津ならば、自分が幼いころから欲しかった愛情を与えてくれるかもしれない……。だが、神津が経営するスポーツクラブは裏の顔を持っていた。ある日、バイト先でクラスメイトの高橋と遭遇した太一は、彼からおぞましい事実を知らされる。ここでは若く美しい少年たちを集めて、金持ちの会員相手に売春をさせているというのだ。太一は驚くが、神津とのつながりを失いたくないあまりに、沈黙することに決めた。だがその決意を責めるかのように、少年たちのひとりが会員との情事の果てに、死亡した…。神津はすべてを闇に葬るべく画策する。それに異を唱える太一に向かって、神津は「愛とか良心とか、見えないものをどうやって信じるんだ?」と冷たく言い放ってみせるのだった。孤独な少年と男たちの哀しいBLダークロマンス、第1巻(全3巻)。
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-もう1人の…本当の自分が傷ついている気がする…。専務の娘と結婚すれば、エリートコースまっしぐらの人生。だけど、これでいいのか…自分の「ウソ」で時々胸が痛くなる。とあるバーで「売り」をしている田所は悩んでいた。そんな時、若い青年が自分を指名してきた。田所はこの青年・矢部が素直な気持ちで自分にぶつかってくるのがうらやましく感じていた。この子となら現実を忘れることができるかもしれない…。そう思いつつも、現実の生活を捨てられない田所は、矢部との接触を拒み続けるが…会社にまで来た矢部を見て、田所の心は揺れ動く…。『孤独の群衆』シリーズでお馴染み、高木裕里先生の官能BL短編集!