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  • 忘れ得ぬキス
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    アンジーは、24歳の今も、誰とも付き合ったことがなかった。15歳のときにした、触れただけの、羽根のようなキス。理想の王子様のような、大資産家の跡取り息子ランスと交わした、たった一度の戯れのキスに、永遠に囚われてしまったのだ。ただ彼は、幼すぎるアンジーに見向きもしなかったけれど……こんな想いを抱えて、年老いていくなんてばかげている。淡い未練を断ち切るために、パーティ会場に向かった彼女を待ち受けていたのは、だが、皮肉な運命だった。アンジーの前に大人になって魅力を増した、ランスが現れたのだ。
  • 忘れ得ぬキス
    完結
    5.0
    15歳の夏の日、アンジーは兄の友人だったランスに唇を奪われた。たった1度のキスだったが、それはアンジーの心を奪い、彼のことが忘れられずに新しい恋もできないまま9年が経った。このままではオールドミスになってしまうわ。ランスは他の女性と結婚したんだもの。手の届かない人を夢みるのはもうやめて、恋人を見つけよう。そう決意して、アンジーはパーティーに出かけた。会場の扉を開けると、そこで待っていたのは皮肉な運命――ランスとの再会だった!!
  • 悪い妻と呼ばないで
    完結
    2.7
    リンジーとティムの新婚生活は薔薇色…のはずだった。両親を亡くし孤児院で過ごしたリンジーと、裕福な上流階級出身のティムは愛で結ばれていたのだ。いくらティムの母がひとり息子の結婚相手が孤児であることを受け入れられず、冷たい視線を向けてこようと、彼の愛に包まれ、仕事も順調な日々を送っていたリンジーは、愛がどんな障害をも克服してくれると信じていた。出張から帰った日、夫のティムが、我が家で金髪の美しい女性を抱いているのを見るまでは。

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