水無月美樹作品一覧
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-櫻井志緒 26歳。 広告代理店に勤めて4年、ずっと編集をしてきたのに突然の営業部への異動。 異動先で初めて担当することになったのは、今を時めくロックバンド“Raison d'etre”の仕事。 … ドアを開けて、彼が先に一歩足を踏み入れた瞬間、腕を掴まれて引きずり込まれた。 「ちょ……っ!」 バタンと真横で閉められたドア。訪れる静寂。 途端に漂う緊張感は、……たぶんあの夏の続き。 「久しぶりだな、志緒」 「……」 「しばらく会わないうちに、すっかりデキるOLさんって感じ」 …そう、ボーカルのTAKUMIは元彼の拓海(たくみ)。 9年前、相手が急に消えてしまったことで終わってしまった、あたしの恋。 他の誰も聴いたことのない甘い、甘い響きの誰もが認めるいい声で 私の名前を呼ぶ彼が、今目の前にいる。 それから、“Raison d'etre”に──いや、TAKUMIに振り回される日々が始まった。
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-目的はただ一つ。おっぱいだ。 この前、何気なくランチの時間に屋上へ出た俺は、そこで素晴らしいおっぱいを目撃した。 絵の具が跳ねた白いTシャツ姿で、一心不乱に風景画を描く少女。 ぽかぽかの陽気は、俺の意識を朦朧とさせていく。 ああ、眠ってしまう……眠っ……て…… ――目覚めると、俺は彼女に思いっきり体を縛られていた。 「な……なんじゃこりゃああああ!」 「あ、なんだ。起きちゃったんだ。面倒臭いわね」 「てなわけで、これからあなたをお持ち帰りします! 私の夢のためなの。悪く思わないでね」 いやいやいやいや! 確かにおっぱい美少女にお持ち帰りされるのは悪くない。。。 おっぱいのために生き、おっぱいを愛し、おっぱいに人生を捧げる、 私立双子山高校に通う自称“おっぱりすと”白井陽介。 屋上でであった美術部の部長、そして学園内でもミサイルおっぱいを持つ女子として有名な 絵崎夕姫がある条件を元に入部しても良いと言ってきたが……。 独自の理論をもとに「おっぱい部」設立を夢見る白井君と 個性豊かな登場人物たちをはじめ、バカバカしいほどにひたむきにおっぱいを愛する者たちの、 愛と青春のエンターテイメント!!
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-「花火は来年、ゆっくり見よう。──また、ふたりで」 なんて不確かで、曖昧な約束。 ……それでも、今この時、その約束をせずにはいられない。超健康優良児、素直がとりえの文芸誌編集者・芹沢美園と、親しくなった女が何故か病気になってしまう、どこかエキセントリックな作家・織部克行。導かれるようにめぐりあい、動き出す恋。美園が思春期の入口に立たされた頃に出会った1冊の本。唯一守りたい、きれいなもの。「彼」が青優社でしか書いていないことを知り、その出版社に入社して3年目。思いがけなく彼・織部克行の担当編集者となった美園は…。瑞々しい文章と確かなストーリー展開でケータイ小説に新風を吹き込んだ恋愛小説。
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-主人公の紫乃はロッカーで自分のものでないスマホを見つけた。紫の蝶ケースは幼馴染みで今は疎遠になっている玲を思い起こさせる。だが玲は失踪中で、スマホにはUnderDogと名乗る謎の人物からのメッセージが。紫乃は小学校の頃好きだった昴、そして守・純奈と共に玲を探し始める。それは小学校の頃の記憶を呼び覚ますことでもあった。 玲は何故スマホを残し失踪したのか。玲を一途に慕う裕と何があったのか。玲の本当の想いに気づいたとき、紫乃は玲を見つけ、初めて彼女と本音で向き合う。 そして6人はそれぞれの道を歩みながら、再び時を重ね合わせるのだった。
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4.0