宮越和草 - 松文館作品一覧
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4.0早坂ゆず、女子大生。この夏から父の友人である霧島さん宅の居候になります。気が重い…。あれは3年前、初めてお宅にお邪魔した時、次男の昌幸さんに一目惚れした私は勢い余ってバレンタインデーに彼の大学に突撃!大胆にも校門で待ち伏せしてチョコを渡し告白!…結果「失せろ」という言葉を浴びせかけられ玉砕…。そんな過去があるのに…同居だなんて…。ところが再会した昌幸さんは驚くほど優しくて、このままじゃまた好きになりそう!その上、突然キスしてきたり…一体どういうつもり!?あまりの事にされるがままになってしまった私は、その時の昌幸さんがとても冷たい目をしていた事に、全く気が付いていませんでした――…。
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2.0私の初恋は高校生の時と少し遅く、想いも告げずにひっそりと終わった。あれから6年、私は近くの避暑地で姉夫婦が経営するペンションの手伝いをしている。かつての同級生達がどんどん結婚していく中、私だけが昔と何も変わらない。そんな時、初恋の神崎君が東京から地元に帰って来ていると聞いた。よみがえる甘く…少しほろ苦い思い出。…あの頃神崎君には彼女がいた。今も2人、付き合ってるのかなぁ…。そんな事を考えながら過ごしていたある日、裏手の別荘地で神崎君と偶然の再会!成り行きで彼の家政婦をする事になり、何だか高校時代に戻ったみたい。でも、ふいに唇を奪われて…。からかってるならやめて…!神崎君、彼女…いるでしょ?
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-志望校の提示カードを美幸に見られてしまった。美幸と同じ一段階上の私立高校。今の自分じゃ無理な所。そんな身の程知らずな希望を持っていることを、美幸には知られたくなかったのに。だって美幸は私とは真逆の人間で、その隔たりから今まで色々な感情を持ってきた。嫉妬。願望。悲観。そして憧れ。行けるかどうかも判らないのに美幸と同じ高校にしたなんて、美幸はどう思っただろうか。隠し通さなければならない恋情に、気付かれてはいないだろうか…。淡く秘かな思いを抱える4人のおんなのこ達の4つの恋のストーリー。彼女達の思いが、好きな人に届きますように…。※この作品は【秘密の恋愛授業】vol.84~87でもお読みになれます。