学術・語学 - 福井新聞社作品一覧
-
5.0日本の仏教の中で最も信者が多い浄土真宗。その宗祖親鸞が没後750年を迎え、人間の奥深さ、思想の大きさがあらためてクローズアップされている。平安末期から鎌倉時代へ、社会が激しく揺れ動いた時代に生まれた親鸞の思想、教えは、先行きが見えない混迷の現代の新たな道しるべとなっている。親鸞が21世紀にどう生き、どう生かされているのか。福井新聞社取材班が真宗王国と呼ばれる福井県をスタート地点に、北海道から九州まで国内を飛び回って取材した。作家の五木寛之氏、宗教家の山折哲雄氏、島田裕己氏ら研究者や文化人を大勢インタビュー、東日本大震災の被災地では、宗教の役割を考えた。好評重版中の印刷本をフルカラー化し動画も加えた。
-
-まさに謎の大王。 越前か近江か、育った地域もわかっていない。 亡くなった年齢も年も2説ある。系譜もあいまいだ。 大和の王権の混乱期に地方からさっそうと登場した継体天皇。 日本書紀と古事記の記事は全く違っている。 継体天皇の即位から1500年たった2007年、日本書紀で郷里と記された福井県から古代史の謎に挑んだ。1月から半年にわたった連載で取材した研究者は森浩一氏、水谷千秋氏ら60人以上。吉村武彦氏、白石太一郎氏らを招いてシンポジウムも開いた。真の継体陵といわれる今城塚古墳など国内の関連地や、ゆかりの深い韓国の百済の故地を訪ね歩いた。研究は進んでもまだ巨大な謎が残ったままの継体天皇を知る上で欠かせない本をより読みやすく電子書籍化した。
-
-