学術・語学 - 遠見書房作品一覧

  • 絵画療法の実践 事例を通してみる橋渡し機能
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    風景構成法や自由画などの絵画療法と言語療法を用いた10人のクライエント、100点を越える描画を所収(カラー図版もあり)した事例検討を中心に、ワルテッグテストを改良した「誘発線画法」や、先に描いた絵をもとにコラージュのごとく用い、新しい世界をつくる「再構成法」など、著者のオリジナリティ溢れる絵画療法の世界が垣間見えることでしょう。 読んで、観て、わかる絵画療法の実践を描いた本書は、入門の次の一歩として、オススメの1冊です。
  • カルトからの脱会と回復のための手引き《改訂版》 〈必ず光が見えてくる〉本人・家族・相談者が対話を続けるために
    3.0
    オウム事件以降、いったんは下火になったものの、近年、再び増え始めたカルト団体は、社会経験の少ない若者などをターゲットにし、静かな「ブーム」になっています。 本書は、カルト問題の実務家や研究者が、多くの実例をもとに、宗教カルトや悪質なセミナーからの脱会の方策と離脱した後の回復、そしてカルト団体についての知識と予防などについてまとめたカルト対応・カルト研究の集大成です。悩んでいる本人や家族だけでなく、カルト対応の最良の手引きとして、また、カルト研究の概説書として、カルト問題の多発する大学・教育関係者、学生相談や心理専門職も必携の一冊。きっと光が見えてくるはずです。
  • 子どもの心と学校臨床 第10号──特集:発達障害の子どもたちを基本とした学校臨床の再構築のために
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    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 今回の特集は、発達障害のある子どもが、どう学校のなかで過ごせるかを、そのためには支援者は何をしたらいいのかを詳説しました。
  • 子どもの心と学校臨床 第2号──特集:学校の中の発達障害の子ども:クラスに発達障害のある子もいるというあたりまえの現実の中で
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    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 辻井先生の冒頭論文にもあるように、カタログではない、臨床家の熱意のこもった論文が集まりました。ナントカ療法によらない現実的なアプローチは、多くの学校関係者にとって膝を打つものになるでしょう。辻井先生の連載とまとめて読んでいただけると、なお理解が深まるかと思います。
  • 心理臨床家の個人開業
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    1巻5,060円 (税込)
    「……この本の読者には、開業という領域への、見えないからこその関心や、見えないからこその理想化を一旦棚上げして、むしろ、今携わっておられる職域、今目の前の臨床の現実との比較において、本書を読んでみてほしい。そうすることで、読者のそれぞれが自分の臨床を振り返ることができる。私の役割は、私の限られた経験から考えたことを、その一つの叩き台として提示することにある。この本をそんなふうに使って頂けたら嬉しい」(本書「はじめに」より)
  • ナラティヴ・時間・コミュニケーション
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    「ぼくは単なる比喩ではなくリアルな意味で『生きた時間』のありかをさがしたいと思った。あるのだけれども、それを把握する言葉がなかった。ベイトソンの打ち建てたインターアクションに基づく世界観が一つ、ナラティヴの理論がもたらした言語観が一つ、マクタガートの系列時間の哲学がまた一つ。バフチンのポリフォニー理論が一つ。そして最後に正法眼蔵の時間論『有時』がさらにもう一つ、と。これらのアンサンブルが第2部で示したE系列(ナラティヴ)の時間理論への道すじであり、道具立てだった」──フィールドワークから生まれた発想と,刺激的な対話が織り成す,のむら先生の講義ノート! 森岡正芳氏,やまだようこ氏らも入り混じり,ナラティヴ(物語り/語り)とコミュニケーションに、時間を組み入れた、新しい世界観を呈示する。
  • 認知行動療法による対人援助スキルアップ・マニュアル
    3.0
    本書は、医療、福祉、介護、教育などの対人援助職についている人たちが、よりよい支援を行うためのスキル――認知行動療法の考え方や技法をわかりやすく紹介したものです。対人援助のテクニックとしても、セルフ・マネジメントとしても、あるいは円滑に仕事仲間とのコミュニケーションをはかるうえでも、本書はさまざまに活用できるでしょう。 認知行動療法は、世界で一番広く活用されている心理援助アプローチで、こころのケアだけでなく、日常のストレス対処などさまざまな場面で使われています。相手の考え方(認知)と行動を手がかりに問題解決をする手法で、ちょっとした視点とやり方を変えるだけで、支援の視界が開けます。臨床心理の場面はもちろんのこと、困難事例を抱える医療や介護、教育場面などでも本書を使っていただけるように、多くの事例を盛り込みました。対人援助の仕事が、ますます楽しくなる1冊です。
  • 平行線 ある自閉症者の青年期の回想
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    “私は、居場所という自分の領地を勝ち取らなければならない――”高校に進学したものの、いじめはますます凄惨さを増してゆく。他者の思惑に振り回されながらも、必死に自分の居場所を求めてさまよう女性の魂の遍歴をつづった、自閉症当事者による手記『変光星』の続篇。自殺企図、うつ、精神錯乱など重篤な二次障害が彼女の心を蝕んでいく。大幅な改稿を経て待望の復刊。
  • 変光星 ある自閉症者の少女期の回想
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    “どんなに努力しても、いつも周りからはみ出してしまう――”孤独を愛する少女を待っていたのは、協調性を求め、画一化を進める学校という世界だった。引っ越すたびに「変な転校生」と言われながら、友達を作ろうと努力するが、どうしてもうまくいかず反対にいじめられてしまう……。幼少期から思春期にかけての自閉症の少女の奮闘を描く。自閉症当事者による記念碑的名著が復刊。
  • マイナス思考と上手につきあう 認知療法トレーニング・ブック 心の柔軟体操でつらい気持ちと折り合う力をつける
    4.4
    ポジティヴ・シンキングなんてできないし、モチベーションなんかあがらない。そんな人たちのために、何とかやっていく方法を学ぶための練習帳です。自分のなかのユガミン(歪み)をみつけ、認知療法を使ったレッスンを一つずつこなしていけば、きっと「いまをしのぐ力」が出てくるはずです。認知療法の治療のさいにも使われる元気になる1冊。
  • 物語がつむぐ心理臨床 こころの花に水をやる仕事
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    「不妊治療を機に摂食障害になった母親」「ミヤケを訪ねてたった一人でクリニックにきた少年」「解離になるしかなかった中学生」「激しいボーダーラインの女性」「抑うつになって初めて向き合うことになった夫婦」「癌による死を前にセラピーを求めた家族」─クリニックにやってきた、10のケースをめぐる物語。美しい言葉と繊細な表現を通して、心理臨床のリアルが語られる。 ……彼は私をみると、急いでポケットに手をつっこんで何かを探した。何やら紙を取り出して広げて私に見せた。それは皺くちゃになった一万円札だった。 「ミヤケを一つ頼むわ! 金、じいちゃんにもらったお年玉だけど。このくらいあれば足りるか?」 彼の額に汗がにじんでいた。 私は驚いて、「ミヤケを一つ?」と聞きなおした。 彼は、話がすぐに通じない事に少しいらついた調子で続けた。 「オレの友だちがミヤケをやってるって。そいつすごく良くなったんだ。おれもいろいろ困っていることがたくさんあるからさ。ミヤケをやりたいんだ」

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