ハーレクイン・ロマンス小説 - マドレイン・カー作品一覧

  • 愛の取り引き
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    シチリアの男爵ザビエル・デ・ルカは並外れた才能をもつ実業家だ。彼とは子供の頃から面識があるが、背が高くハンサムな彼は、いつもロミーの心を乱した。12年も年が離れているせいか、なんだか怖いような気がするのだ。その彼が、19歳になったロミーに結婚を申し込んできた。しかも、経営の危機に瀕するロミーの父の会社を救うことを条件にして。まるで取り引きだわ。でも、いま大事なのは、パパの会社を救うこと。父が友人と信じていた男爵の冷酷なやり口に、ロミーは怒りを覚えるが、愛なき結婚を受けいれるほかなく……。■〈ロマンス・タイムマシン〉と題してその年の名作をお贈りする企画、1990年の今回は、尊大なイタリア人男爵がヒーロー。父の会社を救うため便宜結婚を承諾したヒロインでしたが……。1990年に話題をさらったマドレイン・カーの作品をお楽しみください。
  • 公爵のたくらみ
    3.0
    イゾベルは考古学者。シチリアの公爵の屋敷に滞在し、海底に眠る古代の宝物の引きあげ作業に携わっている。ある日、海中での調査中、ギリシアの神を思わせるたくましい男が貴重な金貨を盗むところを見とがめた。だが男は悪びれもせず、キスをしてくれたら返すと言い張るだけだ。こんなならず者にキスをしろですって?でも背に腹は代えられない。イゾベルは目を閉じた……。男は難なく唇を奪うと、再び海の中へと消えていった。そして屋敷の当主が初めて姿を現す晩餐会で、彼女は息をのんだ。キスを盗んだ男は、第十三代マンダラ公爵その人だったからだ。
  • 最終章をもう一度
    2.0
    生花店を営むペニーの前に、別れた恋人ライアンが現れた。映画に投資をして富と権力を持つ彼は、とても魅力的な男性だった。だが、すべてを支配する強引さについていけなくなり、妊娠を告げぬまま、ペニーは1年前に彼の前から姿を消したのだ。「ペニー、ぼくたちの子供に会いたいんだ」ライアンの言葉に、ペニーは冷たい手で心臓をつかまれる気がした。なんて残酷なことを言うの。脳炎を患って流産し、そのことは手紙で彼に知らせたはずなのに。もうほうっておいてと言うペニーに、彼は意外な提案をした。自分が借りている屋敷を、きみに飾りつけてほしい、と。■これまでハーレクイン・イマージュからお届けしていたマドレイン・カー。今作は、過去の痛手から立ち直ろうと努力するヒロインと、彼女の愛を取り戻そうとするヒーローの姿を情熱的に描きます。
  • ボスとふたりで
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    エイミーは、ボスであるアントン・ツェルとともに、エキゾチックな雰囲気のレストランでディナーをとっていた。実のところ、彼の秘書になったのはほんの数時間前だ。採用が決まったとたん、エイミーは異国に連れていかれ、忙しいスケジュールにつきあった。今はやっと訪れた休息のひとときだ。アントンはやり手の実業家として高い名声を博していて、雑誌に~世界一ハンサム~と評されるほど魅力的な男性。そんな彼を前にして、もちろんエイミーも心ときめかないわけではない。でも、仕事とプライベートはきっちり区別しようと決めていた。当のアントンが、正反対の考えだとは夢にも思わずに。

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