渡部正和 - 竹書房文庫作品一覧

  • 恐怖箱 怪客【分冊版】『とある供養碑にて』『向かいの席』
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    人死にがあったところに霊が出るのはわかりやすい話だが、「店」というのもまた怪とは密接な間柄にあるということをご存知だろうか。人と金が集うところ、怪あり…と言っても過言ではない。食欲、性欲、金銭欲、そこにはありとあらゆる欲が渦巻き、負の念が逆巻いては躍りくねり、訪れる者を飲み込もうと待ち構えている。楽しげに食事や買い物をする我々のすぐ横で、闇はぱっくりと口を開けているのだ……。飲食店から水商売、コンビニからクリーニング店まで、恐怖箱の人気怪談作家陣が「店と客、商売に纏わる怖い話」をテーマに今年も絶品恐怖を集めてきた。真の怖さを競う年に一度の実話怪談アンソロジー!※本コンテンツは単行本「恐怖箱 怪客」に収録の『とある供養碑にて』『向かいの席』と同一です。
  • 「超」怖い話 鬼市【分冊版】『デッドスペース』
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    著書曰く、本書はありとあらゆる怪異を「雑煮のごとく放り込んだ」救いなき一冊である。目次には、それこそ市のように、極彩色の恐怖が尋常ならざるオーラを放ちながら犇いている。誰かに読まれることを希求し、熱く揺らめきながら並んでいる。そのどれもがおぞましく、ひとたび頁を繰ったならば、ただでは済まされぬ毒気を孕んでいる。それだのに、我々の指は止まらずに禁断の扉を押し開けてしまうのだ……。それが人間の業であり、すべての怪異の大本でもあるように思う。恋も恨みも一線を越えれば鬼となる。理性と良心はいともたやすく侵蝕され、暗い欲望に身を任せる悪鬼となってしまうのだ。実話怪談を読むこと――それは体験者の生涯に素手で触れるようなものだ。その業に、鬼に、触れる……どうか覚悟を持って読んでいただきたい。※本コンテンツは単行本「「超」怖い話 鬼市」に収録の『デッドスペース』と同一です。
  • 「超」怖い話 酉【分冊版】『連鎖』
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    こっちへおいで…。 怪談の新たな夜明けに鳥が啼く! ぞくりを楽しむ大人の心霊怪奇譚! 今年も「超」怖い話とともに1年が幕を開ける。 おめでたい新年に本書を手に取られる読者の皆様はかなりの怪談ジャンキーとお見受けするが、その期待を裏切らぬ厳選の27話をお届けする。 常連の方はいつもよりやや少ない話数と感じられるかと思うが、その通り。 短いページ数では収まらぬ濃くも深い因縁譚がかなり集まってしまった。 酉といえば、夜明けを告げる鶏。長らく続いてきた「超」怖い話シリーズだが、この1冊まさしく新たな怪談の夜明けとなるに違いない。 いま、かつてない恐怖の扉が開く――。※本コンテンツは単行本「「超」怖い話 酉」に収録の『連鎖』と同一です。

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