【感想・ネタバレ】夏色フォトグラフィーのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

夏と田舎と女子高生。邦画の一場面だったり、アイドルの写真集の一カテゴリーだったり、文庫本のCMだったり、そういうところで散見するものを楽しむしかなかったのに、こうしてそれに特化した写真集が出るっていうことは、そういうニーズが自分以外の人にもあるんだなあと嬉しく思う。そう、これは「青い山脈」以来日本人が愛してやまない原風景なのだ。地元の一般学生がモデルだからか、あざとい感じがギリギリ回避できているのもいい。構図先行の写真と表情優先のスナップの、お互いのいいところ取りの作品になれば会心の一枚ということになるのだと思うが、そのためにもとにかく今後ももっともっと数多く撮り続けて欲しい。夕立、自転車、退屈…まだまだ見てみたい風景があるし。

0
2021年09月12日

Posted by ブクログ

静岡県の風景と女子高生が6割、愛知県風景が3割、大阪1割といった、「夏の風景」+「女子高生」の写真集。
本写真の見所は、著者、うちだしんのすけ氏の思い「大好きな夏の田舎の風景と三年を駆け抜ける女子高生を加えたことでのノスタルジック」を表現しているところだ。 それゆえに、本のサイズは小さいが、画面いっぱいに広がる田舎や自然の風景に、さりげなく居る女子高生がアクセントとなっており、良い写真だと眺められる。
では逆に、惜しかった点を述べる。全体的に風景がメインの写真集となってしまい、せっかくの女子高生(そこに居る女の子たち)が笑顔で可愛い制服を身に纏っているのだが、いかんせん小さく写りすぎているため、どうしても大きく風景に目が行き、そこにポツンと女子高生──という感想の連打となってしまっている。構図が良い写真もあるが、多くが風景7〜9割で、そこに居る1〜2割の女子高生という非常に勿体無いと感じてしまう。制服のバリエーションはそこそこあるだけに、そこにフォーカスが当たるのではなく、風景やおばあちゃん、建物。といった具合である。

0
2023年12月23日

「趣味・実用」ランキング