【感想・ネタバレ】警視庁殺人犯捜査第五係 少女たちの戒律のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

身元不明の絞殺体がきっかけで明らかになる闇に葬られた事件。

絞殺体は岐阜出身の女子大生。小学生の頃にマニピュレータ系の同級生に操られた地元の有力者の御曹司でもある教育実習生にレイプされ、その様子を動画に撮られる。被害者は他に2人。

中学校に進学するときにバラバラになるも、マニピュレータは御曹司から引っ張った資金力を基に地元の不良グループとダラダラ。かつてのレイプ動画被害者は動画を保存したメディアを盗み出し、かつて知り合った人に渡す。その人が冤罪事件で捕まっていた人。
マニピュレータは動画のメディアを奪い返すよう家出少女を使うも、家出少女は不良グループから抜け出す交渉材料にする。切れたマニピュレータは家出少女を殺害し、母親に偽証させ自分の存在を隠すことに成功。それからは御曹司の家で生活し、今は秘書として過ごす。
この事件に御曹司が関係していると気付いたのが考察された女子大生。実家に帰省したときに御曹司くぉ訪れ詰問。自分に捜査の手が迫ることを恐れたマニピュレータが絞殺。その直前に女子大生と密会したジャーナリストが死体の第一発見者だったが、自分の関与を疑われることを恐れて死体を動かす。

警察が御曹司に辿り着いたのは、レイプ動画被害者の最後の一人の証言がきっかけ。

過去の冤罪事件をほじくり返されたくない地元警察の抵抗や自分の保身を考え捜査を撹乱する関係者などイライラする登場人物が多いが、話はすごく巧妙かつ面白いし、すーっと読み進められる魅力がある。

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2021年09月20日

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