【感想・ネタバレ】一俗六仙のレビュー

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Posted by ブクログ

 日立製作所を69歳にて再生に導いた川村元会長の随想録。「一俗六仙」とは著者の造語で、「俗世間の仕事は1日にとどめ、残る6日は仙人のように俗世間から離れて好きなことをやる」という意味とのこと。現在、81歳とのことながら、読書・小唄・スキー・ゴルフ・ハイキング・散歩・瞑想と「六仙」三昧の姿が描かれています。

 これらの「仙」のなかでも、最大の愉しみは「読書」。以前から読書家で知られた著者ながら、哲学・歴史・文学・地理・科学と読まれる分野は幅広く、その知見が全体に散りばめられています(「総論は哲学・歴史、各論は文学」とも)。ビジネス書についての言及はなく古典中心ですが、大企業再生にはリベラルアーツが必須なのかと思わせるほどです。

 「ザ・ラストマン」のラストシーンを飾る「一俗六仙」。早く自分も到達したいと願わずにはいられない一冊です。

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2021年07月13日

Posted by ブクログ

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日立製作所元会長の川村氏の人生論。企業人としてのラストマンという気概、フラットな思想に共感を覚える。また、一俗六仙という言葉からも氏の人生への取り組み方が垣間見れた。

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2023年08月27日

Posted by ブクログ

赤字の日立で社長となり立て直した凄い人。ラストマンという精神を大切にしている。

企業は現状に満足して守備に入らず、スピードを持って変化するのが大事。

経営者は情より理を取る。

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2021年08月27日

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