【感想・ネタバレ】転職1年目の教科書のレビュー

あらすじ

新しい会社に入ると、社内に知り合いがほとんどいないことから、思うように仕事が進められないことに対する欲求不満や、極度の緊張感の中で、心身ともに弱りきってしまうという経験をすることもあります。こういった試練を乗り越えて初めて転職に成功したと言えるのです。

本書は、リクルートの採用担当を経て、企業に属さない専門職のインデペンデントコントラクター(独立請負人)、そして企業のコンプライアンス問題対策のコンサルタントとして多くの企業現場を知る著者が転職者の悩みをもとに1年でアウェイの職場をホームに変える社内処世術を経験談や事例を交えて解説します。

【目次】
[入社第1週]あなたは特別な存在ではない
●転職初日。あなたを待ち受ける、信じられないようなこと
●初めて対面するとき、仲間となる社員はなぜよそよそしいの?
●誰も何も教えてくれない……。だって、あなたは「一人前」だから
●人事部の期待が生み出す「空回り」って?
●歓迎されなくて当然!? その理由を知っておく
など

[入社1カ月まで]会社の人、会社のことを知る
●人間関係こそ大事。社内人脈はどうやってつくる?
●社内サークルが身を助ける? インフォーマル・コミュニケーションの重要性
●同僚や上司から飲み会の誘い。でも、お酒はあまり好きじゃないし……
●一緒に入った数少ない仲間、中途同期とはどう付き合う?
●“親切な人”には要注意! はずれ情報を信じない!
など

[入社3カ月まで]大きな成果を狙わない! 小さな実績を積みあげよう
●「こんなはずじゃなかった!」でも、後悔するにはまだ早い
●「会社には慣れましたか?」人事部の面談でホンネを話すと……
●ストレスがピークに! なぜか前の会社が懐かしくなる
●なかなか言えない!? 「ウチの会社」
●実力者は誰? 転職先で生き抜く地図 など

[入社半年まで]試用期間の時代
●「この仕事なら○○さんだね」そう言われるために何をする?
●「キミなんかに何がわかる!」意見や提案は慎重にする
●同僚との飲み会の場なら会社の悪口くらい、いいんじゃない?
●「Aさんもおっしゃっているように……」 そんな引用には危険がいっぱい
●転職者だからできる? 「暗黙のルール」破り など

[入社1年まで]あなたはすでに転職者ではない
●ついに転職者卒業!? 同化フェイズから自分らしさフェイズへ
●会社のイノベーションの源 「違和感メモ」が威力を発揮!
●「そんなに簡単じゃない!」横槍の入らない改革はない
●「ウチの会社にも使えます」言い方だけは注意する!
●あの人にアプローチ! 部署を超えて動き出す
など

[副業先で失敗しない!]心がまえと処世術
●副業実施前 副業はやるべきですか、と聞かれたら?
●副業開始直後 あなたにとっては副業でも、相手にとっては本業
●副業実施中 本業と副業でのスケジュール問題が発生する
●副業実施中 あなたに忍び寄るコンプライアンス問題
●副業をしたあとに 新しいアイデンティティを獲得しよう!

「好きなこと」を仕事にするために 1 自分の道を自分でつくっていくということ 2 転職はキャリアアップになるのか 3 プロフェッショナルとは 4 好きなことを仕事にしよう!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

転職を考えた際、決めた際には必ず読むべき。次の職場に認められて初めて転職成功なので、そのために何をすべきかというマインドセットを与えてくれる良書。

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2023年11月03日

Posted by ブクログ

転職のゴールは入社ではなく入社後の活躍。
巷間では前者のハウツー本ばかりが多い中、本書は貴重な立ち位置にあると思う。

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2023年08月06日

Posted by ブクログ

当たり前だけど、転職はゴールじゃなくて、スタートなんだなと感じた。

確かに、自分の会社も転職者に対してしばらくはどこかよそ者扱いしてしまってるし、転職者のほうも前の会社のことは決して褒めないし、比べたとしても下げて話していて、うまくたちまわってるなと改めて気づいた。

自分だったら、この本を読まなかったら、うっかりよかれと思ってやったことが裏目に出そうだと思った。

転職しなくても、大きい会社だと、部署異動が転職のようなところもあり。
読んでおいて損はない一冊。

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2023年02月01日

Posted by ブクログ

置かれている状況が他人から見ているもの・自分から見ているものと視線を変えて書かれていてわかりやすかった。
またしばらくしたら読み返してみようと思う。

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2022年08月11日

Posted by ブクログ

転職者として、段階的な仕事への取り組み方、社内コミュニケーションの仕方、自分の強みを活かした周りへのギブアンドギブの精神、中途入社だからこそ、見えてくる課題のインプットなど、1年間の立ち回り方が記されており、振り返りながら日々過ごしています。

特に肝に銘じているのが、
「1年間は余所者と思われることを覚悟すること」
おそらく社長や他部署の人たちからはそう思われていますが、この本のおかげで全く引き目負い目なく、充実させることができています。

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2022年03月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

割と常識的な内容ではあったが、半年間は「ウチの会社」に慣れることが大事と感じた。
最近出版された本なのでコロナ禍やリモートワークにおける中途入社の心得的なものももっと欲しかった。

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2021年09月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

転職は、終わりではなく始まり。

いいな、と思ったのが、自分で関連部署とのやりとり含めた業務フローを描いてみるというもの。
あと、転職してしばらくの間は、違和感を感じたら、メモしておく。何について、どんなところに、なぜそう感じたかまで詳細に記載しておく。これが、後々、会社のイノベーションに役立つらしい。


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2023年02月22日

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