【感想・ネタバレ】背徳の恋の旋律のレビュー

あらすじ

――俺は欲しくない。欲しがってはいけない。

家族のため、親子ほど歳の離れた伯爵に嫁いだナーシャは、
夫とは夫婦関係がないばかりか
王太子の愛妾として差し出されてしまう。
物のように扱われ、自分の存在を虚ろに感じるが、
国王の庶子ギュンターとの出会いがナーシャを変えていく。
一方ギュンターは、
夫のいる身でありながら、王太子の愛妾になったナーシャを苦々しく思っていた。
だが、ナーシャの純朴さを知るにつれ、惹かれる気持ちを抑えきれず、
ついには背徳の一夜を過ごしてしまい――!?

恋愛に潔癖な軍人×薄幸の伯爵夫人、不貞を憎む男は背徳の愛に溺れて……。


【目次】
プロローグ
第一章 不幸な結婚
第二章 涙のわけ
第三章 葛藤
第四章 初夜
第五章 非情
第六章 誓いのキスと旅立ち
エピローグ
あとがき

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「背徳の恋」とあるが、自分は「純愛」だなと思って読んだ。
確かに立場上は関係を持ってはいけない二人なので背徳となるが、愛妾と言いつつもまだ男性との体の関係を持っていなかったナーシャは純心だったし、ギュンターも最初こそ誤解していたが、彼女の本当の姿が分かってからは、ずっと一途に彼女を想い続けた。
彼女の夫や国王の方が、余程腐り切っていたから、余計に二人の恋が純粋なものに見えたのかもしれない。

人間、どうしても見た目や他人からの憶測に過ぎない噂に流されて、その人のことを勝手に判断しがちだが、見た目や噂通りの人物とは限らないこともある。
自分の見たものを信じて判断する、そういった強さを持ちたいと思う。
この主役二人のように。

途中、ギュンターが戦地に飛ばされてしまったり、ナーシャは毒殺の危機に見舞われたりと、ソーニャ文庫らしい(?)物騒さを見せつつも、最後は無茶を押してヒーロー御自ら助けに入るという胸熱展開。
この時のむさくるしい見た目のギュンターがまたかっこいいので、挿し絵と併せて見て欲しい場面である。

0
2021年08月08日

y

ネタバレ 購入済み

主人公が好きになれない

主人公の自分勝手さ、幼さが目について感情移入できなかった。愛人なのに、関係を拒否するとかおかしい。陥れられても、全く気づかないし、いつも誰かに助けてもらってばかりで、自分では何もできない。

0
2021年08月05日

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