感情タグBEST3
Posted by ブクログ
大きなオフィスの給湯室で古参のおばちゃんから聞くゴシップのよう。軽い語り口やけど要所はピシッと締めてくるところがニクい。
なんせ「光君」が引くほどチャラい。振り回される女子たちがみんなかわいそう。なのに一気読みできるくらい、ありえへんほど惹かれるのはなんでなんやろ。
メチャクチャ才能あるメチャクチャダメなイケメンに振り回されるの、昔からみんな好きやったんちゃいますか。
Posted by ブクログ
桐壺〜葵までを京都弁で現代語訳した源氏物語。
今風の口語訳になっていてとても読みやすくライトノベル風に仕上がっている。当時の感覚だとこんな感じだったのでしょうか。
改めて読むと光源氏の好色ぶりが訳も相まって際立っており、妻問婚、複数の元に通うのが普通だった当時の価値観の中でもたまに相手がドン引きしている描写があって笑ってしまった。女性関係についてはただひたすらチャラい上、酷いクズでうわあと眉を顰めつつも、つい読んでしまう力があるのは、物語自体の面白さと生き生きとした人物達の魅力でしょうか。
続編も是非読みたいです。
軽く読めるので源氏物語の最初の履修にも。