あらすじ
マネジメントは「管理」ではない、「創造」だ──。ドラッカーから直接教えを受けた著者が、ドラッカーが伝えたかった「本当のマネジメント」を解説する。
著者は、ドラッカーが自らの理論を伝え、また彼と思想を分かち合う教授陣が教壇に立つ米ドラッカー・スクールで学んだ。ドラッカーから直接教えを受けた最後の世代にあたる。
本書は経営の当事者として、またコンサルタントとして、著者が体験した多くの事例をとりあげながら、セルフマネジメント(自分自身のマネジメント)、マネジャーが目指すべき目的、マーケティングとイノベーション、組織とチームづくり、
会計や情報技術との向き合い方、コミュニケーションなどドラッカーのマネジメント論を学ぶ上で鍵となる7つの重要テーマについて広く、深く解説する。ドラッカーの理論全体像を学び、それらを現場で活用するための具体的なヒントを得られる構成になっている。
マネジメントは新入社員から経営層まで、さらに民間企業はもちろん自治体、非営利組織など、あらゆる組織に属する人が知っておくべき「教養」だ。
マネジメントという教養を身に着けることで、仕事に対して自ら目的を設定し、他者を生かし、日々様々なイノベーションを実践して成果をあげる創造的な働き方ができるようになる。
リモートワークをはじめ新しい働き方が広がる中、組織やチームとして最も大切な事が何かを考える上で大いに役立つ一冊。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ここ最近で読んだ日本人著者のビジネス関連の書籍で1番良かった。ドラッカーの著作は多数あり、どれも読むのに体力が要るが、直接スクールで学んだ著者が要点を押さえて非常に分かり易く伝えていて、どこも参考になる。翻訳本にある事例はあまり共感できないものが多いが、その点で本書は「あるある」と共感しながら読めた。やはり自分には会計や財務の知識が不足しているなーと痛感。多くの人にオススメかとできる。本書を読んだ後に、ドラッカーの本を改めて読んで学ぼうという気持ちになることが、1番の収穫だったかな。
Posted by ブクログ
いわゆるビジネス書を読むのって、ひょっとして初めてなんじゃなかろうか。
所どころビジネス用語は出てくるけれど、基本的には平易に記されているので、文章だけならスラスラ読める。ただもちろん、一度で内容を把握できるほど甘くはないので、頷ける箇所が多いようなら再読すべきだろう。
Posted by ブクログ
常に思考の中心に置きたい「問い」
①私たちの事業は何か
②顧客は誰か
③顧客が価値と感じるものは何か
④何を成果とふるか
⑤どう計画するか
マーケティングとは顧客にとっての価値と自社の提供する価値をすり合わせて行く作業
顧客価値を創造していくために、上の問いを明らかにする必要があると感じた。アクションとして何をすべきか明確にしたい。
Posted by ブクログ
ドラッカー系の読書は初めて。
イノベーションとは、本当は大袈裟なモノじゃなくて、小さな気づき。
目的を見失わず、常になぜ?どうして?の対話を繰り返す。